くしでブラッシングするとフケが改善する理由

くしでブラッシングするとフケが改善する理由は、頭皮の表面に付着した古い角質や余分な皮脂、微細なほこりや汚れをくしの歯が取り除くことができるからです。

人間の肌にはおよそ年齢×1.5日のサイクルで生まれ変わるためのターンオーバーと呼ばれる機能が備わっています。表皮の深い箇所で作られた肌細胞が次第に押しあげられて角層を構成し、古くなって剥がれ落ちたものがフケという訳です。
つまり、フケは誰にでも見られる生理現象の一種といえますが、あまりにも目立つ方は頭皮環境の悪化にともない、ターンオーバーの乱れを引きおこしている可能性が疑われます。何らかの原因によってターンオーバーのサイクルが短くなると、表皮が未熟なうちに剥がれ落ちやすくなるため、フケの量が増えてしまうのです。

頭皮環境が悪化する原因の1つが洗髪不足による汚れのため、シャンプーの前にブラッシングをしておくと、頭皮の汚れを落としたり浮かせたりして洗い流しやすくなります。また、ブラッシングを行うと血液の循環が促進されるため、ターンオーバーを乱す元となる頭皮環境の悪化を改善する効果が期待できます。

ブラッシングにおすすめのくし

フケを予防するにはくしでブラッシングするのがおすすめですが、どのようなアイテムが合うのかは人によって異なります。毎日のブラッシングにおすすめのくしは以下の通りです。

くしの種類

材質

特徴

スケルトンブラシ

ナイロン・セラミックなど

ピンの間隔が広く摩擦や静電気が起こりにくい。

クッションブラシ

豚毛など

クッション性が高く髪の毛に付着したごみを取りやすい

パドルブラシ

ナイロン・天然木など

通常のブラシよりもサイズが大きく頭皮への刺激が少ない

デンマンブラシ

猪毛・ナイロンなど

髪の毛が絡まりにくく頭皮に沿ってブラッシングしやすい

シャンプー中はスカルプブラシがおすすめ

シャンプーの前にはくしでブラッシングをするのが基本ですが、シャンプー中に使用すると髪を傷める恐れがあるためおすすめできません。シャンプー中にもブラッシングしたいのであればスカルプブラシを使うのがおすすめです。
スカルプブラシはシャンプー中に頭皮マッサージができるように設計された特殊なブラシです。手だけで洗髪するよりも効率よく頭皮の皮脂や汚れを取り除く効果が期待されています。

シャンプー中にスカルプブラシを使う際には、いったん手櫛で髪の毛の流れを整え、引っかかりが生じないようにするのがポイントです。強すぎる力でスカルプブラシを使うと、かえって髪の毛や頭皮へのダメージが増加するため注意が必要です。

シャンプー前のブラッシングのやり方

シャンプー前のブラッシングは頭皮環境を整え、フケを予防するのに欠かせません。
しかし、たとえ良いブラシを使っていても正しくブラッシングしなければかえって頭皮や髪の毛を傷つけてしまう恐れがあります。ブラッシングの際には以下の点に注意しましょう。

1.正しい持ち方で持つ
2.毛先からとかす
3.根元からとかす

ここでは、シャンプーの前に行う正しいブラッシングのやり方について解説します。

1.正しい持ち方で持つ

一般的なヘアブラシを利用する際には柄の部分を片手で握る方もいらっしゃいますが、頭皮ケアを目的とするならブラシの背中部分に人差し指を添えるのがポイントです。
人差し指を添えるとブラッシングの際にヘアブラシが左右にブレなくなり、髪の毛や頭皮に余計な負担を掛けるリスクが低くなります。

2.毛先からとかす

頭皮ケアを目的としてブラッシングをする際には、いきなり根元からとかし始めるのはよくありません。一日の終わりごろになると髪の毛が知らないうちに絡まっているケースも多いため、根元からとかそうとすると、髪がうまくほぐれず傷めてしまう可能性があります。

まずは毛先からとかして絡まりやもつれを取るようにしましょう。

3.根元からとかす

毛先をとかし終えたら、根元から毛先にかけてブラッシングしましょう。髪の流れに沿ってブラッシングすると、自然に頭皮マッサージの効果を得やすくなります。

ポイントはブラシの重さを利用する点です。手の力だけで無理やり髪をとかそうとすると、力が強くなり過ぎて頭皮を傷つける可能性があります。手はリラックスした状態でブラシの重みを感じながら、優しく頭皮マッサージをするよう心がけましょう。

ブラッシングするときの注意点

毎日のシャンプーの前にブラッシングを行うと、フケを落としやすくなるうえ、頭皮環境を改善する効果も期待できます。

しかし、誤った方法でブラッシングをすると、かえって頭皮環境を悪化させる可能性があるため、以下2つのポイントを押さえておきましょう。

・力任せにやらない
・シャンプーの後にはブラッシングしない

ここでは、ブラッシングの際に気を付けたいポイントについて解説します。

力任せにやらない

ブラッシングを行う際には、力任せにやらないのが原則です。
力任せにブラッシングを行うと、抜け毛や切れ毛を引き起こす可能性が高くなります。頭皮も傷つき、頭皮環境の悪化を招く可能性もあるため注意が必要です。
適度な力でブラッシングを行えば頭皮の結構を促進する効果が期待できますので、優しくとかすように心がけましょう。

シャンプーの後にはブラッシングしない

フケを予防するためのブラッシングはシャンプーの前に行い、シャンプーの後にはしないよう心がけましょう。
髪の毛が濡れた状態でブラッシングすると、摩擦によるダメージで抜け毛や切れ毛のリスクが増加します。

くしの間に詰まったフケの取り方は?

シャンプーの前は頭皮に余分な皮脂や汚れが付着しているため、ブラッシングを続けるうちにくしが汚れてきます。
ナイロン製のくしであれば湯洗いで簡単に汚れを落とせますので、定期的に汚れを落とすようにしましょう。獣毛ブラシは湯洗いできませんので、専用のクリーニングブラシでのこまめなメンテナンスが必要です。
詳しいやり方はメーカーによっても異なりますので、説明書やホームページを確認しましょう。

フケの改善はブラッシング以外も大切

フケは頭皮環境の悪化によって増加する傾向にあるため、ブラッシングだけでなく以下の3点に気を付ける必要があります。

・睡眠時間
・栄養バランス
・シャンプーの種類

ここでは、フケを改善するためにブラッシング以外で気を付けたいことを解説します。

睡眠時間

フケの原因となるターンオーバーの乱れを整えるためには、毎日の睡眠時間を確保する必要があります。ターンオーバーは成長ホルモンが分泌される夜間に活発化するため、6時間から7時間の睡眠時間を確保するのがおすすめです。

栄養バランス

ターンオーバーの周期を整え、健康な頭皮環境を保つためには、栄養バランスの取れた食事を摂取する必要があります。頭皮や髪の毛の元となるタンパク質はもちろん、皮脂の分泌量をコントロールするビタミンB2や、血行を促進するビタミンEなどを積極的に取り入れましょう。

シャンプーの種類

市販のシャンプーには洗浄力が強く、頭皮を守るべき皮脂まで根こそぎ奪ってしまう商品が少なくありません。
頭皮を守るべき皮脂が失われると、乾燥によるフケを引き起こしやすくなります。頭皮ケアを目的とするのであればアミノ酸系の薬用シャンプーなど、洗浄力が優しいシャンプーがおすすめです。

毎日のブラッシングできれいな頭皮を目指しましょう

フケは誰にでも見られる生理現象の一種ですが、あまりにも目立つ方は頭皮環境の悪化や、ターンオーバーの乱れを引き起こしている可能性が疑われます。
頭皮環境の悪化やターンオーバーの乱れはさまざまな原因によって引き起こされますが、頭皮の血行不良も原因の1つです。
シャンプーの前にクッションブラシなどでブラッシングを行うと、フケを落としやすくなるうえ、頭皮環境を改善する効果が期待できます。毎日のブラッシングできれいな頭皮を目指しましょう。