シャンプーの目的は頭皮の洗浄

実はシャンプーの目的とは、髪の毛をきれいにしたり良い香りをつけたりするのが目的ではなく、頭皮を洗浄することです。
頭皮を清潔に保つと雑菌の繁殖を未然に防ぎ、不快な臭いを根本から改善する効果が期待できます。
シャンプーをするときに頭皮をよく洗うことを意識することで、頭皮環境の改善につながるでしょう。

頭皮の洗い方

これまでなんとなくシャンプーをしていたという方は、以下の手順を意識して毎日の洗髪に取り組んでみましょう。

1.髪のもつれをとる
2.湯洗いをする
3.シャンプーを手で泡立てる
4.頭皮を順番に洗う
5.しっかりとすすぐ
6.もう一度シャンプーを泡立てマッサージ洗い
7.時間をかけてすすぐ

ここでは、頭皮の正しい洗い方の手順について解説します。

1.髪のもつれをとる

シャンプーをする前には、ブラシやくしなどで髪の毛のもつれを取り、指通りをよくしておきましょう。
髪のもつれを取っておかないと、シャンプーをした際に指が引っかかり、切れ毛や抜け毛を引き起こしやすくなります。

強い力でブラッシングすると髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまうため、髪の毛の流れに沿って優しくブラシやくしをかけるのがポイントです。

2.湯洗いをする

ブラシやくしで髪の毛のもつれを取ったら、シャンプーをする前にお湯で予洗いをしましょう。
髪の毛に付着している主な汚れであるほこりや花粉は、お湯で洗い流せば大部分は落とせます。
あらかじめ湯洗いして落とせる汚れは落としておくことで、より効果的に頭皮の洗浄ができます。

3.シャンプーを手で泡立てる

予洗いを終えたら次にシャンプーを泡立てます
適量のシャンプーを手のひらに取ったら、お湯で伸ばしながらしっかりと泡立て、何箇所かに分けて髪の毛と頭皮に付けましょう。

なお、シャンプーが液体のまま、いきなり頭皮全体に付けるのはNGです。
市販のシャンプーのなかには洗浄力が強いものもあり、頭皮に直接付けると肌を守るべき皮脂膜まで失われる結果となりかねません。

4.頭皮を順番に洗う

泡立てたシャンプーを頭皮につけたら、指の腹で洗っていきます
頭皮は以下の順番で洗うと効果的です。

1.えりあし
2.後頭部
3.側頭部
4.頭頂部
5.前頭部
6.生え際

後頭部から前頭部に向かって、指の腹で肌を動かすように洗髪するのがポイントです。

5.しっかりとすすぐ

シャンプーを終えたら、頭皮に残らないようしっかりとすすぎましょう
髪の毛の流れに逆らうように、下から上へお湯をかけるのがポイントです。

上から下にお湯をかけるだけだとすすぎ残しが増えやすいでしょう。髪の毛にシャンプーが残ると頭皮や髪の毛の乾燥を招く恐れがあります。

6.もう一度シャンプーを泡立てマッサージ洗い

頭皮環境を良好に保つためには、2度目のシャンプーでマッサージするように頭皮を洗うのがおすすめです。

最初の手順と同様にシャンプーを手のひらでしっかりと泡立て、指の腹でマッサージするイメージで洗髪しましょう。2度目のシャンプーの際には、特に頭皮を洗うイメージを持つのがポイントです。

7.時間をかけてすすぐ

2度目のシャンプーを終えたら、1度目よりもさらに時間をかけ、洗い残しがないようにしっかりとすすぐのが重要です。
シャンプーには合成界面活性剤など、頭皮への刺激が強い成分が含まれていることも少なくありません。時間をかけずにすすぎを終えてしまうと、刺激成分によって頭皮が炎症を起こし、頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。

また、洗い残したシャンプーが毛穴につまると、常在菌の繁殖によりニキビや吹き出物ができたり、脂漏性皮膚炎を発症したりする可能性もあるため注意が必要です。脂漏性皮膚炎を発症すると頭皮からイヤな臭いがするうえ、抜け毛や薄毛のリスクも増加します。

そのため、シャンプーを終えたら時間をかけてすすぎ、洗い残しを絶対に残さないようにしましょう。特に耳の後や髪の毛の生え際などはシャンプーの洗い残しが出やすい場所なので、しっかりとすすぐよう意識するのがポイントです。

頭皮を洗った後はすぐ乾かす

髪の毛が短い男性のなかには、洗髪後に自然乾燥させている方も多いのではないでしょうか。実は、頭皮や髪の毛がぬれている時間が長いと、切れ毛や抜け毛を引き起こしたり、雑菌が繁殖したりする恐れがあります。

そのため、頭皮を洗い終えたらすぐに次の2つを忘れずに行いましょう。

・タオルドライする
・ドライヤーで乾かす

ここでは、洗髪の後に髪の毛や頭皮を乾かすポイントについて解説します。

タオルドライする

ドライヤーをかける時間が長くなると、髪の毛や頭皮にかかる負担が増加するため、事前にタオルドライで余分な水分をふき取っておきましょう。

シャンプーを終えたら清潔なタオルに水分をしみこませるイメージで、優しくタオルドライするのがポイントです。
髪の毛や頭皮をゴシゴシ擦るとキューティクルが傷ついて切れ毛を起こしたり、頭皮環境を悪化させたりする恐れがあります。

タオルドライで髪の毛を完全に乾かそうとするのではなく、毛先から水滴がしたたり落ちない程度に水分を吸収すればOKです。

ドライヤーで乾かす

髪の毛が短い男性であっても、洗髪後にドライヤーをかけるのがおすすめです。髪を乾かすと雑菌の繁殖を防ぎ、頭皮のイヤな臭いを根本から改善・予防する効果が期待できます。

タオルドライを終えたら、まずはドライヤーの温風で髪の毛を乾かします。頭皮を乾かすイメージで、髪の毛の根元からドライヤーをかけるのがポイントです。

ただし、ドライヤーの吹き出し口からは100℃前後の熱風が出ているため、頭皮にあまり近づけすぎないでください。
頭皮から最低でも10~20cmは離し、同じ箇所にかけ続けないようにしましょう。

髪の毛全体がおよそ8割乾いたら、冷風に切り替えて仕上げを行います。冷風でしあげると髪の毛のキューティクルが閉じてツヤが出ます。

頭皮の洗い方のポイント

頭皮の不快な臭いを予防するために、シャンプーを行うときは普段から以下の3点を意識しておきましょう。

・洗うのは夜にする
・ぬるま湯を使う
・適した洗浄力のシャンプーを使う

ここでは、頭皮の洗い方のポイントについて解説します。

洗うのは夜にする

頭皮を洗うのは原則として夜にするのがポイントです。
1日の終わりには頭皮に皮脂や汚れが溜まっているため、洗わずに寝ると夜間に雑菌が繁殖し、不快な臭いを発する原因となります。

朝にシャンプーするとスッキリ目が覚めますが、あまりおすすめはできません。
なぜならシャンプー後には頭皮を守る皮脂膜が取れている状態です。皮脂膜が取れている状態で外出すると紫外線によるダメージを強く受け、髪の毛や頭皮が傷つく恐れがあります。

ぬるま湯を使う

毎日のシャンプーの際には、ぬるま湯を使うのもポイントの1つです。シャンプーの際にお湯の温度が低いと、余分な皮脂をしっかりと洗い流せません。

反対に、湯温が高すぎると肌を守るべき皮脂まで洗い流し、頭皮の乾燥やかゆみを招く恐れがあります。シャンプーの際の湯温は36℃~38℃に設定しておきましょう。

適した洗浄力のシャンプーを使う

毎日のように使うシャンプーは、自分に適した洗浄力の商品を選ぶのが重要なポイントです。シャンプーは大きく「石けん系」「アルコール系」「アミノ酸系」の3タイプに分類可能です。

市販のシャンプーに多いアルコール系は、泡立ちがよくサッパリした使用感が特徴ですが、洗浄力が強すぎるため、髪の毛や頭皮に与えるダメージが多い傾向にあります。
毎日のシャンプーにもかかわらず頭皮の不快な臭いがある方には、アミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

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正しい洗い方で頭皮トラブルを予防しましょう

毎日シャンプーしているのに頭皮から不快な臭いがする方は、ヘアケアの方法が間違っているか、肌質に合っていない商品を使っている可能性があります。

頭皮の不快な臭いは雑菌の繁殖によってもたらされる例が多く、放置すると脂漏性皮膚炎を発症したり、抜け毛や薄毛を引き起こしたりする恐れがあるため注意しましょう。

今回ご紹介した正しい髪の毛の洗い方、および自分に合ったシャンプーの選び方を参考に、頭皮トラブルを改善・予防しましょう。