頭皮の皮脂が増える原因は?

頭皮の皮脂が増える原因としては、主に以下の3点が挙げられます。

  • 脂質を過剰に摂取している
  • ホルモンバランスが乱れている
  • シャンプーで皮脂を落としきれていない

ここでは、頭皮の皮脂が増える原因や仕組みを詳しく解説します。

脂質を過剰に摂取している

脂質の多い食事を好んで摂取していると、体内で中性脂肪が多く作られるため、皮脂の分泌量が増加する傾向にあります。
脂質を多く主な含む食品は、下記の通りです。

  • 肉類
  • 洋菓子
  • 揚げ物

もちろん適切な量であれば問題ありませんが、脂質の過剰な分泌を防ぐためには脂身の多い肉類やスナック菓子、糖質を多く含む洋菓子などを控えるとよいでしょう。

ホルモンバランスが乱れている

ホルモンバランスが乱れ自律神経のうち交感神経が優位になると、皮脂の分泌が活発化。頭皮の皮脂も増えやすくなるのです。
ホルモンバランスの乱れる原因はストレスの蓄積や睡眠不足などさまざまです。

シャンプーで皮脂を落としきれていない

シャンプーで皮脂を落としきれていないことも、頭皮の皮脂が増える原因の1つです。例えば髪の毛を洗うことにばかり注意が向いていると、頭皮をしっかりと洗えずに皮脂を残してしまう可能性があります。
また、シャンプーを終えた後にすすぎが足りないと、皮脂を落としきれないだけでなく頭皮環境が悪化し、さらに皮脂の分泌量を増大させる恐れもあります。

頭皮の皮脂を放置するとトラブルの原因に

頭皮の皮脂を放置すると、次のようなトラブルを招く可能性が高くなります。

  • フケ
  • におい
  • べたつき

ここでは、頭皮の皮脂を放置することで起こり得る3つのトラブルについて解説します。

フケ

角層が剥がれ落ちたものが垢(あか)であり、頭皮から剥がれたものをとくにフケと呼んでいます。つまり、フケは誰にでも当たり前に見られる生理現象の一種でもあるわけです。
フケは通常、毎日の洗髪で取り除かれるため目立ちません

ところが、頭皮からの皮脂の分泌が過剰になると、皮脂を栄養にする最近が増殖し、ターンオーバーが乱れ大量のフケが発生します。
剥がれ落ちたフケと皮脂が混じり合い、粒が大きくてベタベタとした「脂性フケ」になるのです。

脂性フケは白っぽくて粒の小さい、カサカサとした「乾性フケ」に比べると目立ちやすく、不潔な印象を与える点もデメリットの1つです。

におい

頭皮の皮脂を放置すると、不快なにおいを発する可能性もあります。
皮脂や汗は本来無色・無臭なのですが、放置すると常在菌によって皮脂に含まれるたんぱく質やアミノ酸などが分解され、不快なにおいを引き起こすのです。

においが強くなると周囲の人を不快にさせたり、自分自身が周囲の反応を気にしたりして、コミュニケーションに支障を来す恐れもあるため注意が必要です。

べたつき

皮脂腺から分泌された皮脂は、汗腺から分泌された水分と混じり合って皮脂膜を形成。皮膚表面からの過剰な水分の蒸発を防ぎうるおいを保つ働きがあります。
しかし、皮脂が過剰に分泌されて皮脂膜の構成バランスが崩れると、頭皮だけでなく髪の毛までべたついてしまうのです

髪の毛がべたつくと不潔な印象を与えたり、髪の毛がセットしにくくなったりします。

頭皮の皮脂を抑える方法

頭皮の皮脂はさまざまなトラブルの原因となるため、普段から分泌を抑えることが重要です。頭皮の皮脂を抑える方法としては下記が挙げられます。

  • 食生活を改善する
  • ストレスを発散する
  • 正しいやり方でシャンプーする

ここでは頭皮の皮脂を抑える3つの方法について詳しく解説します。

食生活を改善する

頭皮の皮脂を抑えるためには、脂質の多い食品を控えることが大切です。
一方で、皮脂の分泌を抑えるはたらきがある栄養素、および食品を摂取することも重要となります。皮脂の分泌を抑える栄養素、および食品の例は以下の通りです。

栄養

食品

ビタミンB2

魚介類・海藻類・豆類・野菜類・果物・乳製品など

ビタミンB6

赤みの魚・脂質の少ない肉類・玄米・パプリカなど

イソフラボン 

大豆製品


揚げ物や洋菓子など脂質の多い食品を避けるとともに、上記の食品を取り入れて食生活を改善しましょう。

ストレスを発散する

皮脂の分泌を抑えるためには、ストレスを発散することも重要です。ストレスが蓄積すると自律神経やホルモンのバランスが乱れ、皮脂の分泌量を増大させるためです。

しかし、ストレスを完全になくすことは難しいため、自分なりのストレス発散方法を見つけ、こまめにストレスを発散するよう意識しましょう。
ストレスの発散法は人によってさまざまですが、例えば下記が例に挙げられます。

  • 好きなものを食べる
  • 日を浴びながら散歩する
  • お気に入りのカフェで読書する
  • 映画鑑賞で泣いたり笑ったりする
  • ランニングやテニスなどのスポーツに打ち込む

好きなものを食べるのもストレス解消方法のひとつですが、暴飲暴食をするとかえって皮脂の分泌量が増える恐れがあります。食べすぎには注意しましょう。

正しいやり方でシャンプーする

皮脂の分泌を抑えるためには、正しいやり方でシャンプーすることも重要です。正しいやり方でシャンプーすれば、頭皮から余分な皮脂を取り除くことにつながります。具体的なシャンプーの手順は以下の通りです。

1.髪のもつれをとる
2.湯洗いする
3.シャンプーを泡立て、髪を洗う
4.毛の流れに逆らうようにすすぐ
5.シャンプーを泡立て、頭皮をマッサージするように洗う
6.時間をかけてすすぐ

シャンプーをする際には、36℃から38℃程度のぬるま湯がおすすめです。
湯温が低いと皮脂をしっかり洗い流せず、反対に湯温が高すぎると頭皮を守るべき皮脂まで洗い流してしまうためです。

また、すすぐときはすすぎ残しがないよう、時間をかけてていねいに洗い流しましょう。 詳しい洗い方はこちら

改善しないときは皮膚科を受診する

食習慣やシャンプーのやり方の見直しをしても皮脂の過剰な分泌が改善しないときは、皮膚科を受診してください。
過剰に分泌された皮脂を放置すると、常在菌の一種であるマラセチアが異常繁殖し、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)を発症する可能性もあります。

セルフケアでは皮脂の過剰な分泌を抑えられないようであれば、皮膚科や専門のクリニックを受診し、原因を明確にしたうえで適切な治療を受けましょう。

頭皮の皮脂を抑え、清潔な印象を保ちましょう

頭皮の皮脂が増える原因は、脂質の過剰摂取やホルモンバランスの乱れ、シャンプーのすすぎ残しなどさまざまです。
放置するとフケやにおいなどトラブルにつながる恐れがあります。周囲から不衛生だと思われる可能性もありますので、なるべく早く改善しましょう。

もしセルフケアで改善が見られないようであれば、皮膚科や専門のクリニックを受診し、適切な治療を受けてください。