頭皮の荒れとして現れる主な症状

頭皮が荒れた際に現れやすい代表的な症状を紹介します。
・痛み
・かゆみ
・かさぶた
・フケ
ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
痛み
頭皮が荒れると、赤みと同時に痛みが生じることがあります。痛みの種類ごとに考えられる主な要因には、以下のような特徴があります。
痛みの種類 | 考えられる可能性 |
|---|---|
ヒリヒリ・チクチクした痛み | 汗や薬剤による頭皮の炎症 |
押すと生じる痛み | 毛穴の奥にある毛包が炎症を起こし、毛嚢炎(もうのうえん)を発症している |
激しい痛み | 重度の接触皮膚炎(かぶれ)になっている |
上記に該当する痛みが無い場合でも、気になる症状や不安があれば医師に相談してください。
かゆみ
かゆみがある状態も、頭皮が荒れているサインと考えられます。頭皮が荒れてかゆみが起こる要因は、以下のようにさまざまです。
- ストレス
- 乾燥
- 洗髪不足
また、頭皮はかゆくてもかかないようにしてください。かゆいからといって、かゆみを我慢できずにかきむしると頭皮が傷つき、細菌感染を引き起こしてしまいかねません。
かゆみは誰もが一度は経験する身近な症状である一方、その不快さから日常生活に支障をきたすことも少なくありません。もし、我慢ができないほどのかゆみが生じている場合は、病院を受診しましょう。
かさぶた
頭皮が荒れると湿疹ができ、患部がただれるケースがあります。場合によっては、傷口に体液や膿などが溜まって、かさぶたができることもあります。頭皮にかさぶたがあると、頭皮を触ったときにざらつきを感じることが多いのが特徴です。
頭皮にかさぶたができる要因は乾燥や外傷など多岐にわたります。予防や改善のためには、洗浄力の強過ぎないシャンプーを使い、保湿剤で頭皮を保湿することが大切です。
なお、かさぶたは無理に剥がさず、自然に取れるのを待ちましょう。かゆみがあってもかかないようにしてください。
フケ
フケとは、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)によって剥がれ落ちた古い角質です。乾燥や皮脂の過剰分泌などによって頭皮が荒れると、フケが発生する場合があります。
特に注意が必要なのが「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」によるフケです。脂漏性皮膚炎になると頭皮が赤くなり、黄色味がかってベタベタしたフケが出ます。脂漏性皮膚炎は、基本的に自然治癒しないため、該当する症状が見られる場合は早めに病院に行くことが大切です。脂漏性皮膚炎の詳細は「頭皮の荒れにつながる病気」で解説しています。
頭皮の荒れを引き起こす要因
頭皮が荒れる要因には、乾燥のような外的要因と、ストレスや体質など個人差のある内的要因があります。それぞれの特徴を理解し対処できるようにしておきましょう。
・乾燥からくるバリア機能の低下
・ストレスによる自律神経の乱れ
・肌質で異なる皮脂量の偏り体質
乾燥からくるバリア機能の低下
頭皮が乾燥すると、外部からのわずかな刺激にも敏感になり、頭皮が荒れやすくなってしまいます。通常、頭皮は角質層と皮脂膜からなるバリア機能によって守られており、適度なうるおいを維持しています。しかし、以下のような要因で皮脂が減少しバリア機能が低下すると、頭皮の水分が失わるため、乾燥を招きかねません。
- 洗浄力の強いシャンプーの使用
- エアコンの風
- 生活習慣の乱れ
乾燥を防いで頭皮が荒れないようにするには、頭皮に合うシャンプーを選び、バランスの取れた食事を心がけるようにしてください。
ストレスによる自律神経の乱れ
過度なストレスは、自律神経の乱れを招くことで頭皮環境を悪化させ、頭皮の荒れを引き起こす可能性があります。例えば、ストレスによって自律神経のバランスが崩れると血行不良が起こり、髪の成長に必要な栄養や酸素が頭皮に行きわたりにくくなります。すると、頭皮が乾燥してバリア機能が低下するため、頭皮が荒れやすくなる仕組みです。
ストレスを完全になくすことは難しいかもしれませんが、健やかな頭皮を保つためにも、日頃からストレスをためないように心がけることが大切です。
体質による皮脂量の偏り
生まれつきの体質は、頭皮の荒れやすさに関係しているといわれています。頭皮トラブルにつながりやすい生まれつきの肌質と特徴の例は、以下のとおりです。
生まれつきの肌質 | 特徴 |
|---|---|
乾燥肌 | ・肌のバリア機能が低下しやすく、少しの刺激でも炎症を起こしやすい |
脂性肌 | ・ベトベトした皮脂の影響でフケやかゆみが出やすい |
生まれつきの体質を変えることは難しいからこそ、自分の肌質を十分に理解し、それに合わせた頭皮ケアを行うことが大切です
頭皮の荒れにつながる病気

頭皮の荒れは乾燥やストレスだけでなく、病気が原因で起こる場合もあります。自然に治りにくい病気もあるため、以下で紹介する症状に心当たりがあれば、皮膚科の受診を検討しましょう。
・接触皮膚炎
・脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
・アトピー性皮膚炎
・乾癬(かんせん)
接触皮膚炎
接触皮膚炎は、特定の物質が頭皮に直接触れることで起こる炎症です。一般的に「かぶれ」とも呼ばれ、頭皮の荒れにつながる場合があります。
- ヘアケア用品
- パーマ剤
- 汗
接触皮膚炎による頭皮の荒れを防ぐためにも、汗をかいたらこまめに拭き取ったり、刺激の少ないシャンプーを選んだりしてください。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
脂漏性皮膚炎は、頭皮や髪の生え際といった皮脂の分泌が盛んな部位にできる湿疹で、頭皮が荒れる要因のひとつといえます。脂漏性皮膚炎は、頭皮の常在菌であるマラセチア菌が皮脂をエサにして異常増加する過程で生まれる物質が炎症を引き起こし、発症するとされています。脂漏性皮膚炎の主な症状は以下のとおりです。
- 黄色っぽく湿り気のあるフケ
- かさぶた
- かゆみ
脂漏性皮膚炎は自然治癒が難しいだけでなく、自己判断で対処すると症状が悪化する恐れがあるため、早めに皮膚科を受診しましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が慢性化する病気で、発症すると頭皮の荒れにつながる場合があります。発症する方は、アレルギーの既往歴や家族歴を持つ、あるいはアレルギー反応に関わる免疫物質を作りやすい体質を持つケースがほとんどです。
アトピー性皮膚炎は、生まれつき肌のバリア機能が弱いことや、カビやダニなどのアレルゲンが刺激となることが引き金になるとされています。脂漏性皮膚炎と同様、アトピー性皮膚炎も自己判断での対処が難しいため、専門医による診断と指導のもとで症状をコントロールしていくことが重要です。
乾癬(かんせん)
乾癬とは、炎症に伴い皮膚が厚くなる症状を指します。頭皮が炎症で荒れたり、かさぶたが見られたりするのが主な症状です。乾癬は遺伝的な要因を背景に、以下のようなさまざまな要因が引き金となって発症すると考えられています。
- 感染症
- 薬剤
- ストレス
- 生活習慣病
乾癬の主な症状は、銀白色のかさぶたや赤い発疹です。症状の改善と悪化を繰り返しやすい点も特徴です。乾癬は放置すると症状が悪化したり、抜け毛や薄毛につながったりする恐れがあります。乾癬が疑われる場合も、皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
頭皮の荒れはまずセルフケアを
頭皮に軽い痛みやかゆみがある場合は、まずセルフケアを試してみましょう。ここではすぐに実践できるケア方法を紹介しますので、参考にしてください。
・市販薬を使う
・薬用シャンプーを試す
市販薬を使う
接触皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎などによる荒れが少し気になる程度であれば、市販薬で症状を抑えられる可能性があります。以下の情報を参考に、症状に合った市販薬を選びましょう。
市販薬の例 | 期待できる効果 |
|---|---|
ステロイド外用薬 | 炎症を抑える |
抗ヒスタミン剤 | かゆみを抑える |
ヘパリン類似物質 | 頭皮のうるおいを保ち乾燥を防ぐ |
また、髪があっても塗りやすいローションタイプや、広範囲に塗布できるスプレータイプといった「形状」で選ぶ方法もあります。症状や使いやすさから、最適な市販薬を使用してください。
薬用シャンプーを試す
頭皮が荒れた要因に合う成分を配合した薬用シャンプーは頭皮のケアにお役立ていただけます。例えば、フケやかゆみが気になる場合は「ミコナゾール硝酸塩」や「ケトコナゾール」といった有効成分を含む薬用シャンプーが適しています。これらの成分には、フケやかゆみの要因となる常在菌の増殖を抑え、炎症が起こるのを防ぐとされています。
スカルプDブランドでは、ミコナゾール硝酸塩を配合し、うるおいを与えて頭皮を健やかに保つシャンプーを販売しています。気になる方は、ぜひ試してみてください。
頭皮の荒れがひどいなら皮膚科へ

頭皮の荒れがひどい場合や、セルフケアで改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。特に、以下のような症状が見られる際は、速やかに医師に相談するのがおすすめです。
- 我慢できないほどのかゆみがある
- 市販薬を数日間使用しても改善しない
- 血や膿が出ている
皮膚科では、専門医が頭皮の状態を詳しく診断するため、症状に合った適切な治療を受けられます。症状が重いと感じたら、悩まずに皮膚科を受診してください。
また、はっきりとした症状が出ていなくても、頭皮の荒れは放置しないようにしましょう。頭皮の荒れを放置すると頭皮環境が悪化し、健康な髪が育ちにくくなったり、抜け毛や薄毛につながったりする恐れがあります。
頭皮の荒れを予防する方法
頭皮の荒れを予防するには、生活習慣の改善が欠かせません。ここでは、具体的に見直したいポイントを紹介します。
・食生活を改善する
・ストレスを発散する
食生活を改善する
不規則な食生活や偏った栄養バランスは、皮脂の分泌を乱して頭皮環境を悪化させる場合があります。そのため、肌荒れを防ぐには日々の食事を見直す取り組みが大切です。
頭皮の接触皮膚炎は、要因物質が触れた箇所に症状がくっきりと現れるのが特徴です。要因としては、例えば以下のような物質が挙げられます。
健やかな頭皮のために、以下の栄養素を積極的に取ってください。
取るべき栄養素 | 理由 | 食材の例 |
|---|---|---|
タンパク質 | 髪の主成分であるため | 鶏むね肉 、大豆 |
ビタミンB | 皮脂の分泌をコントロールするため | レバー、納豆 |
オメガ3脂肪酸 | 血流改善をサポートし、栄養が届きやすくする効果が期待できるため | サバ、えごま油 |
紹介した栄養素を参考に、バランスの取れた食事で頭皮環境を整えましょう。
ストレスを発散する
ストレスは自律神経やホルモンバランスの乱れを招き、頭皮環境を悪化させる可能性があります。頭皮の荒れを前もって予防するには、日頃からストレスを上手にコントロールする工夫が大切です。
ストレスの発散法は人それぞれですが、ご自身に合った方法を見つけるヒントとして、以下を参考にしてみてください。
- 趣味に打ち込む
- ヨガや瞑想、軽いストレッチなどを行う
- 良質な睡眠を確保する
頭皮の健康を保つためにも、自分なりのリフレッシュ方法を見つけ、ストレスを溜めこまないようにしましょう。
頭皮の荒れに関するよくある疑問
頭皮が荒れているときにヘアカラーをしても良いのか、薄毛との関係はあるのかなどについて、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、頭皮の荒れに関してよくある疑問について解答します。
・ブリーチやカラーはできる?
・頭皮の荒れは抜け毛につながる?
ブリーチやカラーはできる?
頭皮に以下のような症状が見られる場合は、ヘアカラーやブリーチの使用は避けましょう。
- 湿疹
- かぶれ
- 赤み
- かゆみ
すでに頭皮が荒れている状態で施術を行うと、薬剤の刺激によって症状がさらに悪化する可能性があるからです。
また、頭皮の荒れが改善してからヘアカラーなどをする場合でも、できるだけ事前にパッチテストをしてください。腕の内側などにカラー剤を少量塗り、塗布後2日間様子を見るパッチテストを経て、赤みやかゆみといった異常が出ないことを確認してからブリーチやカラーを実施しましょう。
頭皮の荒れは抜け毛につながる?
頭皮の荒れを放置すると、抜け毛や薄毛につながる可能性があります。髪が育つための土台である頭皮環境の悪化、健康な髪の成長が妨げられるからです。例えば、湿疹や炎症によって頭皮環境が悪化すると、髪は健やかに育ちにくくなります。
また、頭皮が荒れてかゆくなったとしても、かきむしらないでください。頭皮を傷つけて症状を悪化させたり、傷口から侵入した細菌が炎症や化膿を引き起こしたりして、薄毛につながる恐れがあるからです。
頭皮の荒れは、抜け毛につながる前段階での対処が大切です。
頭皮の荒れは要因の特定がカギ!症状が重い場合は病院へ
頭皮の荒れには、かゆみといった身近な症状から、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎などの病気が要因のフケや炎症まで、さまざまなケースがあります。もし頭皮に異変を感じたら、本記事で紹介した要因や病気を参考にして、ご自身に合った適切な対処を心がけてください。要因がはっきりしない場合は、自己判断せず皮膚科を受診することが大切です。
スカルプDブランドでは、フケやかゆみを防ぐ薬用シャンプーを用意しています。頭皮にうるおいを与えてすこやかに保ちます。気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。


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