頭皮がぼこぼこする主な原因は?

頭皮がぼこぼこしていると、何か深刻な病気ではないかと不安になる方も多いでしょう。確かに、病気が隠れている可能性もありますが、主な原因としては以下のような頭皮トラブルが考えられます。

  • 血行不良によるコリ
  • ニキビやできもの
  • 頭皮湿疹

血行不良によるコリ

肩や首と同じように、頭皮にもコリは発生します。頭皮の下には筋肉がほとんどないため、血流やリンパの流れが滞りやすい箇所です。リンパには老廃物をろ過する機能があり、流れが滞ることで、溜まった老廃物が頭皮にぼこぼことして現れる場合があります。特に、長時間同じ姿勢でいると、血行不良を招きやすいため注意しましょう。
さらに、溜まった老廃物は毛根や毛細血管を圧迫し、髪の成長に必要な栄養を頭皮全体に届きにくくする一因です。老廃物が溜まることにより、薄毛や抜け毛といったトラブルが引き起こされる可能性もあります。

ニキビやできもの

頭皮は汗や皮脂の分泌量が多く毛穴が詰まりやすいとされます。そのため、ニキビやできものができやすく、炎症も起きやすい箇所です。したがって、頭皮のぼこぼこした感触があり、痛みやかゆみも伴うなら、炎症を起こしている可能性が高いでしょう。
頭皮の炎症は、多くのケースで毛穴トラブルに起因しています。主な原因は、皮脂の詰まりやシャンプーの洗い残しなどとされています。毛穴が盛り上がったり膿が溜まったりしている場合は、髪の成長に影響が出る恐れがあるだけでなく、重症化すると跡が残る可能性もあるため、早めに対処してください。

頭皮湿疹

頭皮湿疹とは、頭皮の表面にかゆみや赤み、ブツブツなどが現れる炎症です。中でも、ブツブツとした丘疹(きゅうしん)ができると、頭皮がぼこぼこしていると感じる場合があります。そして、ぼこぼこの多くは、かさぶたである可能性がほとんどです。
頭皮湿疹で大切なのは、かさぶたをはがさないことです。爪や指で剥がしてしまうと、そこから雑菌が侵入し、症状が悪化する恐れがあります。さらに、繰り返しかさぶたを剥がすと、治療期間が長引きます。頭皮湿疹ができても、患部を不用意に引っかいてかさぶたを何度も剥がさないよう注意してください。

頭皮のぼこぼこに関連する病気

頭皮のぼこぼこには、以下のような病気が隠れている場合もあります。

  • アトピー性皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
  • 乾癬(かんせん)
  • 脂肪腫や悪性腫瘍

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹ができたり治ったりを繰り返す、慢性的な皮膚の病気です。赤みやかゆみに加えて丘疹(きゅうしん)が現れ、ぼこぼことした感触につながります
アトピー性皮膚炎の発症には、遺伝やアレルギーを起こしやすい体質が関連しているとされていますが、詳しい原因は解明されていません。症状が悪化すると、皮膚がジュクジュクしたり、硬く厚くなったりするケースもあります。アトピー性皮膚炎の症状が出た場合は早めに病院を受診し、ステロイド外用薬などによる適切な治療を受けることが大切です。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

頭皮の皮脂が過剰になると、皮脂をエサにするマラセチア菌というカビが繁殖します。その結果起こる頭皮の炎症を「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」と呼びます。頭皮は脂漏性皮膚炎が発症しやすい箇所であり、発症すると、白から黄色のうろこ状のフケやかゆみが生じるのが特徴です。
脂漏性皮膚炎により炎症や湿疹が増えると、頭皮環境が悪化してしまいます。すると、フケが多くなったりフケの層ができたりして、頭皮がぼこぼこすることもあります。最近フケが目立ってきたと同時にかゆみも伴う場合は、早めに医師の診察を受けましょう。

乾癬(かんせん)

環境的なストレスによって免疫機能に異常が発生すると、皮膚のターンオーバーが活発になることがあります。その結果、角層が積み重なり、皮膚が分厚くなるのが「乾癬(かんせん)」という病気です。
乾癬を発症すると、発疹やかさぶた、かゆみが発生し、患部が盛り上がります。盛り上がった皮膚が剥がれ落ち、フケのようなものが発生するのも乾癬の特徴です。
乾癬は、一般の方には頭皮湿疹と区別することが難しい病気となります。そのため、頭皮のぼこぼこに加え、患部が赤みを帯びていたり面積が広がったりしている場合は皮膚科を受診してください

脂肪腫や悪性腫瘍

頭皮には良性と悪性の腫瘍ができることがあります。触れてみて、柔らかいしこりがあり、痛みもない場合は脂肪腫(良性腫瘍)の可能性があります。
一方、以下の特徴に当てはまる場合は、悪性腫瘍の可能性が考えられるため注意してください
・触ると硬い
・ゴツゴツしている
・急に大きくなった
・見た目が黒くにじんでいる
また、頭皮は紫外線の影響を受けやすいため、色素沈着やしこりなどを形成する悪性腫瘍が発生するリスクもあります。進行すると、潰瘍や結節ができるため、異常を感じたら早めに病院を受診しましょう。

頭のできもののセルフチェック法

頭のできものがセルフケア可能な症状によるものなのか、病気のように治療が必要なものなのかを判断できない方も多いでしょう。ここでは、症状に応じて確認するべきポイントと考えられる症状や病気を紹介します。

押すと痛い場合

頭皮のぼこぼこしたできものが、押したり触れたりすると痛む場合は、次の項目をチェックしてみてください。

確認ポイント

考えられる症状や病気

赤く腫れているか

ニキビ

膿が出ているか

炎症を起こした良性腫瘍、ニキビ

硬いか

乾燥、血行不良によるコリ、悪性腫瘍

柔らかいか

脂肪腫

急に大きくなったか、数が増えたか

悪性腫瘍


ただし、これらのセルフチェックはあくまで目安に過ぎません。少しでも異常を感じる、もしくは症状が悪化する場合は病院を受診してください。

かゆい場合

頭皮のぼこぼことともにかゆみを感じる場合は、以下の症状も見られるか確認してみましょう。

確認ポイント

考えられる症状や病気

フケやかさぶたを伴っているか

脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎

カサカサしているか

乾燥、アトピー性皮膚炎

一時的に盛り上がって、しばらくすると消えるか

じんましん

赤みや水ぶくれができているか

アレルギー反応によるかぶれ

膿が出ているか

ニキビ、毛嚢炎


頭皮は、かくことで傷つき炎症が悪化する可能性があるため、かきむしらないようにしましょう。かゆみが我慢できない場合は、病院を受診してください。

頭皮のぼこぼこ改善法【血行不良】

筋肉が少ない頭皮は血液の流れが滞り、老廃物が溜まりやすい部位です。そのため、溜まった老廃物が頭皮にぼこぼことして現れることがあります。

頭皮にコリがある場合は、指や手の腹を前頭部や頭頂部に押し当てて圧をかけるマッサージをして徐々にほぐしていきましょう。頭頂部には血管や神経が集中しているとされており、適度に指圧することで新陳代謝を促す効果が期待できます。

マッサージの際は、頭皮を前後左右に動かし、耳の下から鎖骨までの流れを意識して圧をかけましょう。また、リンパの流れも意識し、頭皮の下に溜まった老廃物を流すイメージで行うと良いでしょう。あわせて脇の下や鎖骨、首などのリンパ管が集中する箇所もほぐすと、より効果的です。

頭皮のぼこぼこ改善法【ニキビやできもの】

頭皮のニキビやできものを改善するには、毎日の適切なケアが重要です。簡単に取り入れられて効果的な対策をいくつかご紹介します。

  • 規則正しい生活でストレスケア
  • 適切なシャンプー法の習得
  • 頭皮の清潔保持
  • 頭皮の乾燥対策

規則正しい生活でストレスケア

頭皮のニキビやできものを改善するには、ターンオーバーを正常に整えて皮膚の再生を促し、健康な頭皮が保てるようにしましょう。例えば、睡眠不足は皮脂の分泌を活発にするとされており、ニキビの悪化につながります。健やかな頭皮環境をキープするためにも、十分な睡眠時間を確保してください。
また、過度なストレスも皮脂の分泌を増やして毛穴の詰まりや炎症を引き起こし、頭皮がぼこぼこする原因にもなり得ます。適切な睡眠やバランスの良い食事を意識し、規則正しい生活でストレスをケアするよう心がけましょう。

適切なシャンプー法

不適切なシャンプー方法で洗髪を続けていては、いつまでたっても頭皮のぼこぼこは改善できません。汚れを残さないシャンプーのやり方を身に付け、頭皮の乾燥や炎症によるできものが発生しないようにしましょう。
【効果的なシャンプーの方法】
1.ぬるま湯でしっかり予洗いする
2.手で泡立てたシャンプーを髪につける
3.指の腹で優しく頭皮を洗う
4.毛の流れに逆らうようにしてしっかりすすぐ
なお、洗い過ぎは頭皮環境の悪化につながるため、シャンプーの頻度は1日1回に留めるようにしてください。

頭皮の清潔保持

汗で蒸れたり汚れや皮脂が溜まったりしている頭皮は、ニキビやできものができやすい状態です。効果的な方法でシャンプーを行い、健やかな頭皮の状態をキープしましょう。ただし、洗髪後に髪や頭皮を濡れたままにしておくと雑菌が繁殖する原因となるため、低温度に設定したドライヤーで根元から乾かしましょう。
さらに、寝ている間汗を吸い込む寝具は、こまめに洗ってください。特に、枕カバーはダイレクトに頭皮に影響を与えます。できるだけ毎日洗濯し、清潔を保ちましょう。

頭皮の乾燥対策

頭皮のぼこぼこを改善するには、乾燥を防ぐことも重要です。頭皮が乾燥すると、かゆみやフケなどにつながるだけでなく、皮膚が硬くなりぼこぼこになる可能性があるからです。乾燥から頭皮を守るには、次の対策を取ると良いでしょう。

対策

理由

刺激が少ないシャンプーを使用する

頭皮を守るべき皮脂まで奪ってしまうのを防ぎ、肌のうるおいを守るため

頭皮を紫外線から守る

日焼けをすることで頭皮の水分が逃げやすくなり、乾燥につながるため


特に、空気が乾燥しやすい秋から冬にかけては、頭皮の乾燥対策を念入りに行ってください

頭皮の腫れ方が明らかにおかしい、もしくはかゆみや痛みなどの炎症が治らない場合は、正確な診断を受けるために、迷わず医師に相談してください。自己判断で市販薬を使用したり不適切なケアを続けたりすると、症状が悪化する可能性があります。

特に、頭皮のできものやしこりに次のような症状が見られる場合は、感染症や悪性腫瘍の可能性が考えられるため速やかに病院を受診しましょう。

  • 赤く腫れて痛む
  • 膿が出る
  • 大きくなっている
  • 数が増えている

また、紫外線や大気汚染といった環境的なストレスは病気を誘発しかねないため、気になることがあれば医師に相談してみましょう。

できものにより頭皮がぼこぼこする原因は、血行不良によるコリや乾燥といったセルフケアで対処できるものから、脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎のように病院で治療を受けないと対処が難しいものまでさまざまです。まずは、本記事で紹介したセルフチェック法や改善方法を試し、改善しない場合は病院の受診を検討してください。

なお、頭皮の異常を放置することが、薄毛や抜け毛につながる可能性もあります。いずれの原因にしろ、できものにより頭皮にぼこぼこが生じて不安になってしまう場合や炎症がひどい場合は、自己判断で放置せずに医師の診察を受けましょう。

頭皮のぼこぼこ改善法【病気】

頭皮の腫れ方が明らかにおかしい、もしくはかゆみや痛みなどの炎症が治らない場合は、正確な診断を受けるために、迷わず医師に相談してください。自己判断で市販薬を使用したり不適切なケアを続けたりすると、症状が悪化する可能性があります。

特に、頭皮のできものやしこりに次のような症状が見られる場合は、感染症や悪性腫瘍の可能性が考えられるため速やかに病院を受診しましょう。

  • 赤く腫れて痛む
  • 膿が出る
  • 大きくなっている
  • 数が増えている

また、紫外線や大気汚染といった環境的なストレスは病気を誘発しかねないため、気になることがあれば医師に相談してみましょう。

頭皮のできものがぼこぼこする原因はさまざま!気になる場合は病院へ

できものにより頭皮がぼこぼこする原因は、血行不良によるコリや乾燥といったセルフケアで対処できるものから、脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎のように病院で治療を受けないと対処が難しいものまでさまざまです。まずは、本記事で紹介したセルフチェック法や改善方法を試し、改善しない場合は病院の受診を検討してください。

なお、頭皮の異常を放置することが、薄毛や抜け毛につながる可能性もあります。いずれの原因にしろ、できものにより頭皮にぼこぼこが生じて不安になってしまう場合や炎症がひどい場合は、自己判断で放置せずに医師の診察を受けましょう。