ブラッシングの頭皮・髪への効果
女性だけでなく男性も適切なブラッシングを行うと、頭皮や髪の毛にとって好ましい効果が得られます。主な効果としては以下の3点が挙げられます。
- 髪の汚れを落とす
- 髪につやを与える
- 頭皮の血行を促す
ここではブラッシングの頭皮・髪への効果について詳しく解説します。
髪の汚れを落とす
ブラッシングすると髪や頭皮の汚れを落とせます。
毎日生活していると、髪の毛にはほこりや花粉などの汚れが付着します。髪の毛に付着したほこりや花粉などの汚れを放置すると、皮脂と混じり合って毛穴に詰まり、頭皮環境の悪化を招く恐れも。
特に男性は女性よりも皮脂の分泌量が多い傾向にあるため、ほこりや花粉などの汚れを残さないようにしましょう。
シャンプーをすれば汚れが落ちると思うかもしれませんが、実は髪の毛や頭皮がお湯で濡れると、かえって落ちにくくなる可能性もあります。
シャンプーをする前にあらかじめブラッシングで髪の毛の汚れを落としておけば、頭皮環境を良好に保つ結果につながります。
髪につやを与える
ブラッシングすると髪の毛の表面にあるキューティクルが整い、髪につやを出す効果が期待できます。
髪の毛は大きく分けると3つの部分で構成されており、一番外側がキューティクルによって覆われている点が特徴です。
キューティクルは魚のウロコのように4枚から10枚が重なり合っており、脂質成分の一種である18-メチルエイコサン酸で覆われています。18-メチルエイコサン酸には髪の毛の表面に生じる摩擦を減らして、髪の毛全体のまとまりを生み出し、手触りをよくする働きがあります。
髪の毛のまとまりがなくなったり、パサついたりするのは、キューティクルの表面にある脂質成分が失われるためです。
ブラッシングを行うと天然の保湿成分である皮脂が髪全体に行き渡るため、髪の毛にツヤを与える効果が期待できます。
男性であってもつやのある髪の毛がきれいにまとまっていると、清潔な印象を周囲に与えられるメリットがあります。
頭皮の血行を促す
ブラッシングすると頭皮にも刺激が加わるため、血行の促進につながります。
頭皮には毛細血管が多く分布しており、血行不良に陥りやすいため、毎日の適切なブラッシングで血行を促進するのがおすすめです。
血液は全身に酸素や栄養を運んでいるため、頭皮の血行を促進すれば頭皮環境を良好に保ち、抜け毛や薄毛を予防する効果が期待できます。
また、頭皮と顔はつながっているため、頭皮の血行がよくなれば顔の血液循環も改善され、顔のたるみを予防・改善するメリットも得られます。
ヘアブラシの種類

効率的にブラッシングを行うにはヘアブラシを利用するのが便利です。男性におすすめのヘアブラシは以下の通りです。
- 獣毛ブラシ
- ウッドブラシ
- パドルブラシ
ここでは3種類のヘアブラシの特徴やメリット、デメリットについて解説します。
獣毛ブラシ
獣毛ブラシはその名の通り、動物の毛を利用して作られたブラシです。
獣毛ブラシのメリットは適度な弾力があるために髪の毛に加わるダメージが少なく、静電気も起こりにくい点です。獣毛ブラシの種類別の特徴を以下の表でご紹介します。
材質 | 特徴 | 硬さ |
|---|---|---|
イノシシ | ブラシの通りがよく、頭皮にもしっかり刺激を与えられる | 硬い |
クロブタ | 毛の1本1本が長く、髪が長い人でも使いやすい | やや硬い |
シロブタ | クロブタ毛よりも柔らかく、くせ毛や猫っ毛の人でも使いやすい | やや柔らかい |
ブタ | 毛が柔らかく敏感肌の人や髪の毛のボリュームが減少している人におすすめ | 柔らかい |
ゴマブタ | 髪の毛や頭皮に加わる刺激がとても少ないため、髪の毛が薄い方におすすめ | とても柔らかい |
ヤギ | 静電気が起こりにくく、髪や頭皮への刺激が少ない。主に赤ちゃんに用いられる。 | とても柔らかい |
一般的なブラシに比べると比較的値段が高く、手入れに手間が掛かる点がデメリットです。
ウッドブラシ
ウッドブラシはブナ材などをピンの部分に用いて、天然ゴムを植え込んでクッション性を高めた木製のブラシです。
静電気が起こりにくくキューティクルに優しいだけでなく、比較的リーズナブルな点がメリットです。また、獣毛ブラシに比べるとお手入れも非常に簡単です。
木材を使用しているため、不適切な環境に保存しているとカビが生えるリスクがあります。また、やや重たい点もデメリットと言えるでしょう。
パドルブラシ
パドルブラシは名前の通り、カヌーのパドルのような形をした大きめのブラシです。
パドルブラシには頭皮に適度な刺激を与え、コリを解消したり血行を促進したりするメリットが期待されています。
一般的なブラシに比べると大きいため、場所をとる点や持ち運びに不便な点がデメリットです。
ブラッシングのやり方
ブラッシングは正しく行うと、冒頭で紹介したような効果が期待できます。ブラッシングの際には以下の3点を意識しましょう。
- ヘアオイルをつける
- 毛先からほつれをほぐしていく
- 全体をブラッシングする
ここでは正しいブラッシングのやり方について解説します。
1.ヘアオイルをつける
髪が乾いている状態でブラッシングすると、摩擦により髪の毛にダメージを与えてしまいます。
ブラッシングを行う際にはまずヘアオイルやローションを付け、ダメージを軽減&スタイリングの持ちを良くするのが基本です。
ただし、ヘアオイルやローションをつけすぎると、髪の毛がベタベタして不潔な印象を与える恐れがあります。髪の毛が短い男性であれば、ヘアオイルやローションを1、2滴付ければ十分です。
2.毛先からもつれをほぐしていく
髪の毛にある程度の長さがある男性は、まずは毛先から髪をとかしていきましょう。髪の根元からブラッシングした際に、毛先の引っ掛かりを無理に引っ張ると切れ毛のリスクを高めるためです。
ブラッシングの際に髪の毛が引っかかるときはいったんブラシを離し、毛先をつかんで少しずつもつれをほぐしていきましょう。引っ張った際に毛根に負担をかけないのがポイントです。
3.全体をブラッシングする
毛先のもつれが取れたら、髪の毛全体をブラッシングしましょう。
根元から毛先に向かってブラッシングすると、キューティクルが整いやすくなります。
ブラッシングの注意点

ブラッシングは毎日の習慣としておすすめですが、以下の注意点を押さえておくのが重要です。
- 強く当てない
- 濡れた髪には行わない
- やりすぎないようにする
- きれいなブラシで実施する
ここではブラッシングを行う際の注意点について解説します。
強く当てない
ブラッシングをする際に頭皮の血行を促進しようとして、強く当てるのはNGです。なぜなら頭皮が傷ついてしまい、かえって頭皮環境が悪化する恐れがあるためです。
毛先やピンの部分が軽く当たるだけで十分な刺激を与えられるため、優しく気持ちよく感じる程度の強さで行いましょう。
塗れた髪には行わない
濡れた髪はキューティクルが開いて傷みやすいため、ブラッシングすると大きなダメージにつながる恐れがあります。
そのため、シャンプー中や洗髪の直後にはブラッシングは行わないようにしましょう。
シャンプー中に血行促進もかねて頭皮をブラッシングしたいのであれば、スカルプブラシの使用がおすすめです。スカルプブラシは髪の毛を梳かすのではなく、頭皮をマッサージするのに特化した専用のブラシです。
シャンプー中の使用を推奨しているアイテムもあるため、シャンプー中にブラッシングしたい方に適しています。
やりすぎないようにする
ブラッシングには多くのメリットがありますが、やりすぎは禁物です。やりすぎると摩擦により髪や頭皮にダメージを与える可能性があります。
ブラッシングを行う回数は多くても起床時、シャンプー前、就寝前の3回に留めるのがおすすめです。
きれいなブラシで実施する
ブラッシングはきれいなブラシで行うのが基本です。
何度も使ったまま放置したブラシは一見汚れて見えなくとも、細かいほこりや雑菌が溜まっている可能性があります。
汚いブラシでブラッシングすると、頭皮の傷から雑菌が入って炎症を起こす恐れもあるため、こまめに手入れして清潔に保ちましょう。
毎日のブラッシングで頭皮と髪の健康を守りましょう
毎日の適切なブラッシングには髪につやを与えたり、頭皮の血行を促したりする効果が期待できます。頭皮の血行がよくなれば、頭皮環境を良好に保ち、抜け毛や薄毛を予防する結果にもつながります。
今回ご紹介したブラッシングのやり方および注意点を参考にして、頭皮と髪の毛の健康を守りましょう。


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