頭皮が痛い原因
頭皮が痛くなる原因は下記の通りです。
- 乾燥
- 紫外線
- ホルモンバランスの乱れ
- ヘアケア用品が合っていない
- 病気や外傷
頭皮の痛みの多くは頭皮トラブルが原因ですが、何らかの病気や外傷を引き起こしている可能性もあります。具体的にどのようなことが頭皮の痛みを引き起こすのか解説します。
乾燥
頭皮の痛みを引き起こす原因のひとつが乾燥です。冬の湿度が低い季節になると、手が乾燥して痒くなるような経験はあるのではないでしょうか。頭皮も乾燥すると痒みを生じるため、ついつい無意識に掻いてしまい、それが頭皮の痛みにつながるケースもあります。また、頭皮が乾燥している状態が続くと頭皮のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなり痛みが現れます。
紫外線
紫外線は肌にダメージを与えることで有名ですが、頭皮も例外ではありません。頭皮が長時間紫外線にさらされると炎症が起き、かゆみや痛みに繋がる可能性があります。また、かゆいからといってかきむしると傷がつき、炎症が悪化する恐れもあるため注意が必要です。
血行不良
血行不良も頭皮の痛みをもたらす原因。血行不良になる原因はさまざまですが、現代人に多いのがストレスによる血行不良です。ストレス状態が続くと交感神経が優位に傾き、血管が収縮します。その結果、頭皮の血行不良になり、痛みや頭皮環境の悪化などさまざまなトラブルを引き起こすのです。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスは皮脂の分泌量の調整にも関わります。ストレスなど何らかの原因でホルモンバランスが乱れると皮脂が過剰に分泌。頭皮の常在菌が皮脂を餌に増殖し、炎症を引き起こす恐れがあります。
ヘアケア用品が合っていない
頭皮に炎症が起きる原因のひとつにシャンプーが肌質に合っていないことが挙げられます。頭皮への刺激が強い成分を含んでいたり、洗浄力が強すぎたりするシャンプーを使用してはいませんか?毎日使っているシャンプーが頭皮にダメージを与えていると、頭皮の痒み・痛みにつながります。
病気・外傷
病気や外傷が原因で頭皮が痛むことも。頭皮は普段髪の毛に隠れているため、気が付かないうちに病気や外傷をしている可能性もあります。
頭をぶつけたり引っ掻いたりといった明確な原因に心当たりがあるようなら、患部からの出血を抑えたり、アイシングを行なったり適切に対処しましょう。セルフケアでは痛みが引かない場合や、違和感が続くようであれば、皮膚科などの専門医に相談することが重要です。
外傷や頭皮トラブルが見られないのにもかかわらず頭皮の痛みが続くような場合、何らかの病気を発症している可能性も疑われます。
頭皮が痛む病気の種類はこちらをご覧ください。
頭皮の痛みを防ぐ方法

頭皮の痛みの大部分は頭皮トラブルが原因です。そのため、頭皮が痛いような場合は、まず頭皮トラブルを解決することが第一です。
頭皮トラブルによる痛みを防ぐ方法には下記が挙げられます。
- 保湿して乾燥を防ぐ
- 日焼け対策を行なう
- 生活習慣を改善する
- 髪の洗い方を見直す
- 頭皮マッサージをする
- 自分の肌質にあったシャンプーを選ぶ
ここでは、頭皮の痛みを防ぐ具体的な方法について解説します。
保湿して乾燥を防ぐ
頭皮の痛みを防ぐためには、保湿して乾燥を防ぐことも重要です。頭皮を洗った後そのままにしておくと水分が気化し、乾燥してしまうこともあります。
ヘアオイルを地肌に揉みこむと水分が蒸発するのを防いでくれるため、乾燥対策におすすめです。
ただし、ヘアオイルのなかには頭皮への使用が向いていないものもあります。髪の毛だけでなく頭皮への保湿にむいているか、確認してから使用しましょう。
日焼け対策を行なう
頭皮の痛みを防ぐためには、日焼け対策を行なうこと大切です。日焼け跡が痛くなるのと同様、紫外線は頭皮へダメージを与え、痛みを引き起こすことがあります。
外出する際にはUVスプレーを使用したり、帽子や日傘で紫外線を避けたりといった紫外線対策を行ないましょう。
生活習慣を改善する
食事・睡眠・運動など生活習慣の改善は、血行不良やホルモンバランスの乱れの原因となるストレスの解消に効果的です。毎日栄養バランスのとれた食事を摂取し、十分な睡眠をとることを心がけましょう。また、日頃から適度に身体を動かし、血行を促進することも重要です。心身の健康は良好な頭皮環境へとつながります。
髪の洗い方を見直す
シャンプーだけでなく髪の洗い方も見直してみましょう。シャンプーの正しい手順は以下の通りです。
1.髪の毛のもつれをとる
2.予洗いする
3.シャンプーを泡立て、髪を洗う
4.しっかりとすすぐ
5.もう一度シャンプーを泡立て、頭皮を洗う
6.時間をかけて丁寧にすすぐ
髪を洗うときに爪を立てていたり頭皮を擦ったりすると、頭皮にダメージを与えてしまい痛みの原因となります。髪を洗うときはシャンプーを手の平で泡立ててから、擦らず地肌が動く程度の力で洗いましょう。
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージをすると血行が促進されます。これにより頭皮のターンオーバーを整えたりバリア機能を高めたりすることで、頭皮の痛み改善が期待できます。
たった1回やるだけではわかりやすい効果は見込めません。頭皮マッサージは以下の手順で1日1回を継続して行いましょう。
1.指の腹で頭皮全体をほぐす
2.後頭部から頭頂部にかけて指圧する
3.側頭部から頭頂部にかけて指圧する
4.額から頭頂部にかけて指圧する
5.頭頂部をまんべんなく指圧する
6.手のひらで包み込むようにプレスする
自分の肌質にあったシャンプーを選ぶ
毎日シャンプーをしているのにもかかわらず頭皮の痛みや痒みがある場合、シャンプーが自分の肌質にあっていないのかもしれません。
皮脂はべたつきの元として敬遠される傾向にありますが、実は頭皮を守るバリアとしての機能も持っています。自分の肌質に対し洗浄力が強すぎるシャンプーを使用していると、皮脂を取りすぎてしまい頭皮が乾燥したり炎症を起こしたりする可能性があります。
頭皮の乾燥により痒みや痛みが生じているのであれば、洗浄力がマイルドな「アミノ酸系」のシャンプーを試しに使用してみてください。
頭皮の痛みが続くときに考えられる病気

頭皮の痛みが続く場合、以下の病気を発症している可能性も疑われます。セルフケアで痛みが改善しなければ、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
- 接触性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- 毛嚢炎
- 帯状疱疹
- 後部神経痛
ここでは、頭皮の痛みが続くときに考えられる病気について解説します。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は特定の物質やアレルゲンに触れることで、皮膚の炎症を起こす皮膚疾患の一種です。シャンプーやコンディショナーが肌に合わなくても接触性皮膚炎になることがあります。シャンプーを変えたときに痛みや痒みといった症状が現れたら、この病気を疑いましょう。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎はマラセチアなどの常在菌が皮脂を分解し、発生した遊離脂肪酸の刺激により皮膚に炎症を起こす病気です。脂漏性皮膚になると赤みや痛みといった症状がみられます。放置してもなかなか治らないといわれているため、脂漏性皮膚炎が疑われる際には病院で適切な治療を受けましょう。
毛嚢炎
毛嚢炎(もうのうえん)とは毛包部にできた掻き傷や刺し傷から皮膚に細菌が入り込み、炎症を起こす病気です。毛穴が膿んで盛り上がり、痛みをともなうのが特徴です。皮膚を清潔に保つと1週間ほどで軽快するといわれていますが、悪化してく場合には原因菌に合った治療が必要です。
帯状疱疹
帯状疱疹はピリピリとした痛みが特徴の皮膚疾患です。過労やストレス、不摂生などにより免疫が低下した際に体内に潜む水痘・帯状疱疹ウイルスが体表に出てくることで発症します。最初は左右どちらかだけにピリピリとした痛みを感じることが多いですが、進行すると赤い斑点や水ぶくれができてきます。頭部に症状がでる帯状疱疹は失明の危険もあるため、頭部に痛みを感じる場合は速やかに医療機関の受診が必要です。
後頭神経痛
後頭神経痛とは、後頭部の左右どちらか半分にだけジリジリとした痛みを引き起こす神経痛です。皮膚の神経が過敏になってしまうことで発症します。長時間同じ姿勢でいるなど、身体的にストレスが原因ともいわれています。
【症状別】頭皮が痛い理由
一言で「頭皮が痛い」といっても、症状は人によって異なります。また、症状によって痛みの原因が異なる場合もあるでしょう。ここでは、頭皮が痛くなる理由を症状別に紹介します。
なお、ここで紹介する原因はあくまで可能性であり、断定的なものではありません。気になる症状があれば病院で相談をしましょう。
頭皮を押すと痛い
頭皮を押すと痛い場合は、以下が原因の可能性があります。
- 毛嚢炎
- 眼精疲労
- 後頭神経痛
- 脂漏性皮膚炎
押すと痛みを感じるときは、神経痛や炎症が起きている可能性があります。また、眼精疲労により痛みが生じていることも。
心当たりがあればストレッチや頭皮マッサージにより血行を促進してみると改善するかもしれません。
髪を動かすと痛い
髪を動かすと頭皮が痛い場合、帯状疱疹の前駆症状や後頭神経痛が発症している可能性があります。
特に帯状疱疹の場合、発見が遅れたり重症になったりすると後遺症が残る可能性があるため、すぐに治療を始めることが大切です。
頭皮にできたブツブツが痛い
頭皮には、ブツブツとした湿疹ができることがあります。
湿疹ができる原因はさまざまですが、接触性皮膚炎や脂漏性皮膚炎が発症している可能性もあります。
原因によって治療方法が異なりますので、ブツブツが痛いときは病院で検査を受けましょう。
頭皮がピリピリ・ヒリヒリする
頭皮がピリピリ・ヒリヒリとした痛みを感じる場合、頭皮トラブルが発生している可能性があります。たとえば、紫外線のダメージによる日焼けや、シャンプーのやりすぎによる乾燥が挙げられます。
また、考えられる病気としては接触性皮膚炎と後頭神経痛があります。上記の頭皮トラブルに心当たりがなければ、病院を受診し病気がないか検査し治療を行うのが賢明です。
頭皮の痛みと一緒にかゆみがある
頭皮が痛いだけでなく痒い場合、シャンプーが肌質に合っていないのかもしれません。痛みだけでなく痒みやフケをともなうようであれば、シャンプーを見直してみるのがおすすめです。
頭のてっぺん(頭頂部)が痛い
頭のてっぺん(頭頂部)が「ピリピリ」「ズキズキ」と痛む場合、後頭神経痛の可能性が疑われます。痛みが続くようであれば医療機関を受診するようにしましょう。
今すぐ痛みを和らげたいときの対処方法
頭皮トラブルによる痛みを根本から改善するには生活習慣から見直す必要があり、時間がかかります。今すぐ痛みを和らげたいほど困っているときは市販薬の使用や皮膚科への受診を検討しましょう。
市販薬を使用する
痛みの原因に対応した市販薬を使用することで、一時的に痛みを和らげる効果が期待できます。たとえば、乾燥による痛みがあるときは保湿成分が配合された塗り薬を、紫外線により痛みが発生したときには日焼けを治す成分が含まれている内服薬を選ぶといいでしょう。
ただし、痛みの原因が明確ではないのに市販薬を使用するのはおすすめできません。かえって症状が悪化し、痛みが治りにくくなる恐れもあります。
病院を受診する
頭皮の痛みの原因がはっきりしていなかったり、対応する市販薬がわからなかったりするときは病院を受診しましょう。皮膚科で問診や検査を受けると痛みの原因を特定でき、適切な治療を受けられます。一時的に痛みを和らげるのはもちろん、根本的な改善も期待できます。
頭皮が痛いときは何科を受診?
頭皮の痛みの原因が病気である可能性が高いときは病院を受診しましょう。炎症が見える場合は皮膚科を、炎症が目に見えないときは脳神経外科を受診してみてください。
炎症が見えるなら「皮膚科」
皮膚科は目に見える皮膚の疾患を診察・治療するための専門科です。頭皮の痛みに伴い、赤みやかゆみ、皮剥けなどの症状が見えるときは皮膚科を受診しましょう。
視診や触診、マイクロスコープなどの機器を用いた検査により原因を特定し、的確な治療を受けることが期待できます。
炎症が見えないなら「脳神経外科」
脳神経外科とは、脳や神経系の疾患に関する専門科です。頭皮に痛みがあるものの、目に見える炎症がないときは脳神経外科の受診をおすすめします。問診や触診のほかMRI検査などを行い体内に異常がないか確認できるため、原因の特定を期待できます。
頭皮の痛みに関するよくある質問
ここでは頭皮の痛みに関するよくある質問について回答します。
頭皮が痛いとはげる?
頭皮が痛いからといってはげるとは限りません。ただし、頭皮の痛みにともなって抜け毛がある場合、なんらかの脱毛症を発症している可能性が疑われます。
薄毛が進行する可能性もあるため、抜け毛が続くようであれば専門のクリニックを受診しましょう。
髪を染めると頭皮が痛いのはなぜ?
薬剤にアレルギー反応あり、接触性皮膚炎を起こしている可能性があります。
痛みや赤み、腫れなどの症状があったときは放置せず、皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
頭皮の痛みの原因を知り、改善しましょう
頭皮が痛む原因には頭皮トラブルや外傷、病気が考えられます。頭皮トラブルの原因は乾燥や血行不良などさまざまですが、毎日使っているシャンプーが頭皮トラブルの原因になっていることも。頭皮に痛みや痒みがある場合には、使っているシャンプーが自分の肌質にあっているのか見直してみましょう。
後頭神経痛や帯状疱疹などの症状に心当たりがある場合は放置せず、皮膚科や脳神経外科など病院を受診してください。放置すると悪化する恐れがあります。


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