頭皮のオイルケアとは?

頭皮の乾燥はフケやかゆみ、そして抜け毛の原因になります。対策方法として、頭皮の保湿でこれらの症状の緩和を期待できます。オイルケアは、保湿を目的とした頭皮ケア方法です。

ベビーオイルをおすすめする理由

頭皮のオイルケアに適したオイルは複数あります。今回はベビーオイルを推奨しますが、その理由もくわしくお伝えしましょう。

■ ベビーオイルをおすすめするポイント

スキンケアにも用いられるオイルには、有名なものではホホバオイルやオリーブオイルなどがあり、実のところ多数あります。 ベビーオイルをおすすめする理由としては、

  • 保湿力が高いこと
  • 入手しやすいこと
  • 価格がお手頃であること

があります。

■ そもそも、「ベビーオイル」とは?
ベビーオイルは「赤ちゃんの肌を乾燥から守るために誕生した」ともいわれています。 敏感な赤ちゃんの肌にも使用できるほど低刺激ですし、オリーブオイルの約5倍という高い保湿力を誇るのも特長です。

■ ベビーオイルは本当に安心?
ベビーオイルはもともと赤ちゃんの肌を守るためのケア用品です。 厳密には「赤ちゃんに使っても問題ないよう配慮しています」という製品コンセプトだ、ということであり、実際は「ベビーオイルは信用できる」と愛用している大人の利用者のほうが多いかもしれません。
ですが、安心、信頼できる要素はしっかりあります。まず無添加・無着色であること、そして天然由来成分で作られていることが最大のポイントです。

ただし、複数のメーカーから多数のベビーオイルが販売されていますから、購入前に成分表を見て、自分が苦手なものがないか確認しましょう。

ベビーオイルの成分について詳しく知りたい

ベビーオイルは商品ごとに成分の種類、成分の配合比率は異なりますが、「シンプルな素材のみで作られている」という傾向は共通しています。ミネラルオイルと酢酸トコフェロールのみで作られたベビーオイルもあるほどです。

ベビーオイルによく配合される成分

■ ミネラルオイル
石油を原料として作られた鉱物油(鉱物性オイル)です。 肌の潤いを保つ効果が高く低刺激なため、乾燥肌には効果的です。安全性は確認されており、医薬品にも使用されています。

■ 酢酸トコフェロール
血行促進、またかゆみや肌荒れの改善効果があります。肌トラブルの改善に期待できることから、育毛剤に配合されることもあります。

鉱物性オイルと植物性オイル

ミネラルオイルは「鉱物性」に分類されるオイルです。 鉱物性オイル以外には植物性オイルがあります。その名の通り植物由来のオイルで、ココナツオイルやアルガンオイルなど種類は豊富です。

■ 鉱物性オイルの特徴

  • 酸化しにくい
  • 低価格
  • 浸透力が低い
  • 低刺激

鉱物性オイルは浸透力が弱く、毛穴に詰まりやすいことがネックです。 ですが酸化しにくいため温度と湿度の変化に強いこと、原料のコストが低いことから値段も安く入手できるのはかなりのメリットです。

■ 植物性オイルの特徴

  • 酸化しやすい
  • 浸透力が強い
  • 低刺激

植物性オイルのデメリットは酸化しやすい性質にあります。保存に注意し、早めに使い切ることが大事です。
一方、浸透力があることはスキンケア用にはかなりの利点です。また鉱物性オイルも刺激は低いのですが、植物性オイルは概してより低刺激であることも重要なポイントです。

鉱物性・植物性いずれのオイルも低刺激で安全性も高いですが、アレルギー反応が出ることもあります。使用前には必ずパッチテストをしましょう。

ベビーオイルでの頭皮ケア方法

ベビーオイルでマッサージ!

ベビーオイルを使った頭皮ケアはとても簡単です。マッサージしながらケアする方法を、手順を追ってご紹介します。

ベビーオイルのマッサージ手順

入浴前のタイミングがおすすめです。

1. ベビーオイルを手のひらにとる。直径2cm程度、100円玉くらいの広さをめやすに
2. 手にしっかりとなじませる
3. 約5分間、頭皮をマッサージする

マッサージは爪を立てないよう指の腹を使って、頭皮をもみ込むように行ないます。
ベビーオイルを使用した後はすすぎ残しに注意しましょう。耳の後ろ側や、えりあしはすすぎ残しやすい場所であり、汚れが溜まりやすい場所でもあります。ベビーオイルのすすぎ残しは、頭皮の環境を悪化させる可能性があるため、シャワーを直接あてて、しっかりすすいでください。

マッサージ後の入浴でさらに血行促進

血行がよくなるようマッサージを行ないますので、マッサージ後にお湯に浸かって体を温めて入浴すれば、さらに血管が拡張し、血流が良くなることを期待できます。

入浴時のお湯の温度ですが40度前後、38~41度に設定しましょう。
副交感神経を刺激するのは40度前後とされています。少し高い42度では交感神経が刺激され、それ自体は悪いことではないのですが、交感神経の刺激は緊張状態、血管縮小につながるため目的に反した結果につながります。血行促進を図るなら40度前後で約10分間つかるのが理想的です。 また、

  • 入浴前後に水分補給する
  • 飲酒後はお湯に浸からない

この2点を必ず守りましょう。

頭皮マッサージのポイント
頭皮マッサージには、いくつかのポイントがあります。マッサージをする前はブラッシングをしましょう。髪にはチリ、ホコリ等が多く付着しています。そのため、ブラッシングでそれらの汚れを落とすことで、マッサージ後のシャンプーの泡立ちが良くなります。
汚れを落とした後は、頭皮のマッサージをします。マッサージは基本的に両手のひらと指を使って行ないます。側頭部をマッサージするときは、小指をこめかみにあて、手のひらで耳をふさぐように手を置きます。そこから、指で頭皮を動かすようにやさしくマッサージします。生え際をマッサージする場合は、額に沿って指を配置し、上下にゆっくり動かします。頭頂部のマッサージは手のひらをこめかみに配置し、両指を使って頭皮を真ん中に寄せるようにしてマッサージします。

ベビーオイルでの頭皮マッサージの効果
頭皮の保湿、フケやかゆみの緩和を期待できます。また毛穴に詰まった汚れや皮脂を取り除く効果もあり、育毛に適した頭皮環境に近づきます。

頭皮の毛穴が詰まると頭皮から嫌なにおいが発生する、さらに皮脂が過剰分泌されるといった問題がおきます。乾燥が気になる人だけでなく、頭皮がベタつく、皮脂のにおいが気になるといった悩みを抱える人にもオイルクレンジングは効果的です。

皮脂が過剰に分泌されている場合、皮脂は空気に触れて酸化し、過酸化脂質となって頭皮のターンオーバーを乱します。するとフケが大量発生したり、頭皮がかゆくなったりと、さまざまなトラブルが発生します。 では、頭皮を徹底的に洗えばいいのかというと、それも危険です。皮脂には頭皮を保護し、保湿する役割があるため、皮脂を洗い流しすぎると頭皮が乾燥してしまうからです。オイルマッサージなら余分な皮脂を洗い流しつつオイルで頭皮を保湿できるので乾燥の心配がありません。

また、頭皮をマッサージをすることは頭皮の血行を良くします。マッサージでリラックスすることで副交感神経が優位になり、頭皮の毛細血管が拡張して血流が改善します。そのおかげで髪に栄養が届きやすくなります。

注意点

  • 必ずパッチテストをする
  • 湿疹、炎症などの頭皮トラブルがある場合は治ってから行なう
  • 酸化防止のため、オイルは空気に触れないようにして保存する(遮光ビン入りの商品は酸化対策により効果的)

オイルケアで保湿と血行促進を

頭皮が乾燥しやすい人はフケ、かゆみの症状を抱えがちですし、乾燥状態が続くと薄毛の原因にもつながります。乾燥から頭皮を守るために、ベビーオイルを使った頭皮マッサージを行ないましょう。ベビーオイルは保湿効果が高く低刺激な鉱物性オイルで、乾燥肌の人のオイルケアに適しています。

また乾燥肌には、日ごろから乾燥肌に適したヘアケアを行ないましょう。まずは身近で毎日の習慣であるシャンプーを、乾燥肌向きのものを使うことから始めてください。