髪の太さはなぜ変わるのか
髪の太さは、コルテックスと呼ばれる髪内部の繊維の量で決まります。 コルテックスは細い繊維が束状に集まったものです。コルテックスが多ければ髪は太くなり、コルテックスが少なければ髪は細くなります。 コルテックスの量は生まれつきの傾向、個人差はもちろんありますが、髪の健康状況によっても変わります。 髪が細いと見た目にボリュームがなくなるだけではなく、頭皮が外部からのダメージを受けやすくなります。
「最近、髪が細くなってきたな」と感じたら、とくに紫外線ダメージを避ける工夫をしましょう。 紫外線は、強さは変わっても季節を問わず降り注いでいますから、夏以外の季節でも紫外線対策は重要です。 また、冬場の乾燥も髪や頭皮にダメージを与えます。乾燥対策にも気を配りましょう。
髪が細いかどうかの基準とチェック方法
日本人の髪の太さはおよそ0.07~0.1ミリで、髪が細いといわれるのは直径が0.06ミリ以下の場合です。ただ、髪1本の太さ、それも1ミリ未満の単位となれば、確認も難しいですよね。
そこで、太さではなくハリの有無で判定しましょう。 自分の短い髪を1本用意します。切るか、自然に抜けた毛を用いるとよいでしょう。 端を指でつまんで持ち、横に倒して状態を確認してください。横になった状態で下に垂れずにピンとしていれば髪が太い証拠です。重力に引かれるように垂れるのであれば、細い髪に分類されるでしょう。
なぜ髪が細くなるのかを紐解く
髪が細くなる要因は、先天性か、後天性かの2つに大きく分かれます。生まれつき細い先天性なのか、だんだん細くなった後天性なのかによって対応方法も異なるため、自分はどちらなのか、何が要因なのかを確認しましょう。
先天的に細い場合
先天的に髪の毛が細い場合は、遺伝的要因によるものであり、後から太くすることはできません。ですが、ボリューム感をもたせることはできます。 髪は髪自体の重さで下方向に垂れるものです。頭皮に沿うように寝た状態ではボリューム感がない印象になりますから、短めに切りそろえる、パーマをかけるといった方法を選ぶとよいでしょう。
また、ドライヤーの乾かし方でも見え方はかなり変わります。上から、高いほうからドライヤーの風をあてるのではなく、根元からドライヤーをあてて、髪を持ち上げるように乾かしましょう。根元から上方向に髪が向かうことで、自然なボリューム感を出せます。
また、髪型を工夫することで、髪のボリューム感を出して髪の毛の細さをカバーできます。 細い髪の方でも、ドライヤーやヘアワックスの使い方を工夫すれば、1日中崩れにくい髪型をセットすることができます。
後天的に細くなった場合
後天的に細くなっている場合は、主な要因としてヘアサイクルの乱れや血行不良、髪の栄養不足が挙げられます。こうした要因がなぜ髪の細さにつながるのかをひとつずつ紹介します。
■ ヘアサイクルの乱れ
髪は一定の期間で成長して抜け、また生えてくるという周期を繰り返しています。この周期をヘアサイクルと呼びます。 ヘアサイクルが乱れると髪が成長しきれずに細い髪のうちにヘアサイクルを終えて、抜けやすくなります。 ヘアサイクルの乱れは、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンが関係しています。
なお、ヘアサイクルが乱れて細い髪が増えている場合、AGA(男性型脱毛症)の疑いがあります。AGAはDHTによってヘアサイクルの成長期間が短くなり、髪が細く弱々しくなり、額やこめかみの生え際が後退、頭頂部部分が徐々に薄くなります。AGAを治すには専門のクリニックで治療を受ける必要があります。
■ 血行不良
血管の収縮や血流の悪化で血行不良になると、身体全体に悪影響がでます。もちろん髪も例外ではなく、血行不良によって頭皮が固くなり、髪が育ちにくくなります。また髪は成長のための栄養素を血液から受け取っているため、血行不良の状態では栄養素がうまく届かず、やはり成長を妨げる原因になります。けることができません。血行不良はストレスや運動不足が主な要因ですが、喫煙や過度の飲酒も悪化させる要因となります。
■ 髪の栄養不足
食生活の偏りによって、髪に必要な栄養素が不足するのも髪が細くなる要因です。日々の食事で栄養不足が続くと、髪がうまく成長できません。 とくに脂っこい料理や肉類ばかりを食べる、インスタント食品やファーストフードに頼った食生活を送るといった食生活の偏りは、頭皮の皮脂の過剰分泌を促し髪に必要な栄養素が不足させます。
細く弱った髪を太くするためには?

■ 質の良い睡眠をとる
ヘアサイクルを安定させるためには、睡眠不足の改善が大切です。充分な睡眠は、髪をたくましく太く成長させます。
睡眠中に分泌が活発になる成長ホルモンは体の細胞が受けたダメージ修復する作用があり、頭皮の細胞や毛根組織も例外ではありません。そのため、髪を太く丈夫に育てるには、成長ホルモンが欠かせません。成長ホルモンは熟睡しているときに多く分泌されるため、睡眠の質を高めることが大切です。
■ 食生活を改善する
育毛のためにも、栄養バランスのとれた食事を心がけ、髪に必要な栄養素を意識的に摂取しましょう。とくにタンパク質、ビタミン、亜鉛といった成分は育毛に必須の栄養素です。タンパク質は鶏ささみや鶏むね肉(皮なし)、ビタミンならアーモンドや青魚、亜鉛なら牡蠣から効率よく各栄養素を摂取できます。
■ 血行不良を改善する
せっかく必要な栄養素を摂っても、頭皮にしっかり届かないようでは意味がありません。血行を促進することが大事です。 ストレッチやジョギングといった軽い運動は血行促進効果がありますし、頭皮マッサージで頭皮周辺の血行促進を期待できます。
■ 頭皮環境を整える
髪の土台である頭皮を理想的な状況に保つことも重要です。育毛剤や頭皮にいいシャンプーの使用を日々の習慣にすることで、頭皮の環境は整います。生活習慣や食生活の改善ととも頭皮をケアすることで、より早い改善が期待できます。
育毛剤で頭皮環境を改善する

頭皮環境の改善は育毛剤の使用が効果的です。育毛剤には頭皮の血行を促進し、髪にハリやコシを与えることで抜け毛予防する効果を期待できます。
なお、育毛剤と発毛剤は同じように見えますが、使用目的や作用の強さは全く異なります。
確実に細い髪を改善するならクリニックへ
より確実に効果を実感したいという人は、細い髪を改善するためにAGA専門のクリニックに相談しましょう。専門家による診断で、適切な対策方法を見つけられたのなら、最も信頼できる方法だといえます。
昔は髪が太かったのに、気づくとどんどん細くなっているという人は要注意です。髪が後天的に細くなるのは髪内部のコルテックスが少なくなっている可能性があり、それは栄養不足や生活習慣の乱れといった原因によって引き起こされるものです。放置していると、髪が細くなるだけではなく抜け毛が増える危険性もあります。 乱れた生活習慣や食生活は改め、頭皮の環境を改善する育毛剤の使用、専門のクリニックへの相談も視野に入れて髪の細さ改善を目指しましょう。






