ガタガタの髪の毛とは
画像左:通常の髪の毛 右:ガタガタの髪の毛
ガタガタの髪の毛とは、パーマのようになめらかにカーブしているのではなく、くっきりと、位置も曲がる方向もおおむね不規則に折れ曲がって段差がついた状態の髪の毛のことです。
指で髪の毛をなぞったときにデコボコとした感触がある場合は、画像のように髪の毛がガタガタになっている可能性があります。また、ほぼ規則的に細かい波状に曲がっている場合や、ねじれるようにうねっている場合もあります。
髪の毛がガタガタになる原因は何なのでしょうか。
髪の毛の構造をご説明しながら、原因を探ってみましょう。
髪の毛は3層構造
髪の毛は外側から中心にかけてキューティクル・コルテックス・メデュラ(毛髄質)という3つの層に分かれています。 
■ キューティクル:髪を刺激から守る
キューティクル(毛表皮)は髪の毛のもっとも外側にあり、うろこ状の細胞でつくられた層です。
髪の毛の表面全体を覆って外部の刺激やダメージから内部を守り、同時に髪の毛の内部のタンパク質や水分が外に漏れるのを防ぐ役割があります。
キューティクルが傷んで剥がれると髪の毛の指通りが悪くなり、また見た目にも傷んだ状態がわかりやすくなります。キューティクルが剥がれた部分は内側のコルテックスが露出し、さらにコルテックスが傷むと髪の毛がガタガタになることがあります。
■ コルテックス:髪質を左右する
コルテックス(毛皮質)はキューティクルよりひとつ内側の層にある、繊維状の細胞です。
髪の毛の約80~90%を構成しており、「髪の毛の大部分はコルテックス」ともいえるでしょう。高い弾力性をもち、髪の毛の太さや硬さ、色に関わっており、髪の触り心地を左右します。
コルテックスは、マクロフィブリルとシスチンという2つの細胞で構成されます。この2つの配列がバランス良く均等であれば髪の毛はまっすぐになりますが、なんらかの原因で配列が不規則に偏ると、ガタガタした形状の髪の毛が作られることがあります。また、外部からのダメージも配列を不規則にし、髪の毛がガタガタになる原因になります。
髪の太さを決めるメデュラ メデュラ(毛髄質)は髪の毛の構造のうち、もっとも少ない割合で存在する層で、髪の毛の中心に位置します。
スポンジ状の細胞が積み重なって構成されおり、空気を含んで熱を逃がさない断熱効果があります。
なお、メデュラの状態は髪がガタガタになる原因とのつながりはありません。
ガタガタの髪の毛になる原因

ガタガタの髪の毛は、キューティクルとコルテックスの問題が原因でできることがわかりました。 では、髪の毛はなぜガタガタになってしまうのでしょうか。原因を3つに分けて紹介します。
1.毛穴と毛包のゆがみ
頭皮の毛穴と毛包は、直毛の人はとくに、おおむねきれいな円状のかたちをしています。 髪の毛は毛穴を通って押し出されるように伸びていきます。もし毛穴と毛包のかたちがゆがんでいると、そのゆがみどおりに髪の毛が伸びる、つまりゆがんだ髪の毛が伸びるため、まっすぐに成長しません。 くせ毛の人が特定の方向にうねった毛が伸びるのは、毛穴と毛包が楕円形であるのが理由です。
2.優生遺伝
髪質は遺伝の影響を受けやすく、子どもの頃からガタガタの髪の毛があった場合は、生まれつき髪の毛がガタガタだった可能性があります。 両親のうち片方が髪の毛がガタガタになる遺伝子をもっていた場合、たとえもう片方が直毛の遺伝子をもっていても、ガタガタの遺伝子を受け継ぎます。このような遺伝のしくみを優生遺伝といいます。
3.ダメージホール
もともと直毛でも、ダメージの蓄積によって髪の毛がガタガタになることもあります。 キューティクルは髪を守る役割をもつ反面、刺激に弱い欠点があります。たとえば摩擦や熱といった外部からの刺激があると簡単に傷ついて剥がれます。 キューティクルが剥がれた部分は穴が開いた状態になり、内部のコルテックスが露出します。この穴をダメージホールといいます。1本の髪の毛のところどころにダメージホールができると髪の毛の密度が不規則になり、ガタガタの髪の毛の原因になります。
4.毛穴詰まり
分泌されたばかりの皮脂は柔らかいですが、時間が経過すると粘着性が増して洗い流すのが困難になります。洗い流せなかった皮脂は古い角質と混ざり合い、角栓へと変化し毛穴を塞ぎます。すると毛穴内部の毛根を圧迫し髪の成長を阻害するため、不均一でデコボコした形状の髪が生えるのです。 とくに皮脂の分泌が多い方は毛穴が詰まりやすいため注意が必要です。
5.ホルモンバランスの乱れ
髪の成長にはテストステロン、エストロゲン、プロゲステロンなどのホルモンの分泌が大きく関係します。それぞれのはたらきは次の通りです。
● テストステロン:毛根を強化し髪の成長を促進する
● エストロゲン:コラーゲン分泌を促進して髪にハリとツヤをもたらす
● プロゲステロン:皮脂の分泌を促して髪にツヤをもたらす
このようにホルモンは健康な髪を育てるために必要なはたらきをもっているため、ホルモンバランスが乱れると髪の毛がガタガタになる原因となります。
出産を経験した女性、ストレスを感じやすい人、偏った食生活を送っている人、睡眠不足の人などはホルモンバランスがとくに乱れやすいです。
ガタガタの髪の毛の対策法

ガタガタの髪の毛は美容室で相談すれば、ある程度改善が可能です。 どのような方法で解決してもらえるのでしょうか。
ヘッドスパ
加齢やダメージ蓄積で頭皮がたるむと、毛穴と毛包がゆがみやすくなり、まっすぐ髪の毛が生えなくなってガタガタの髪の毛発生につながります。対策方法として、美容室でヘッドスパを受けてみましょう。
ヘッドスパでは頭皮全体にケアを行います。とくにマッサージは効果的で、ていねいな揉みほぐしによって頭皮の血行がよくなり頭皮のシワ・たるみをある程度改善できます。毛穴のゆがみも直り、円形に近づくでしょう。
ただし、それ以降伸びる毛がまっすぐ生えることが期待できるものであって、すでにガタガタの髪の毛がまっすぐになるわけではありません。
すでにガタガタになっている髪の毛をまっすぐにするには、縮毛矯正やストレートパーマを利用しましょう。
縮毛矯正・ストレートパーマ
優生遺伝によるガタガタの髪の毛は、縮毛矯正やストレートパーマをあてることで改善できます。
薬液で強制的に髪の毛内部のコルテックスの配列を整えるため、ガタガタした髪の毛も直毛同様にまっすぐになります。
ただし、頻繁な縮毛矯正やストレートパーマは髪の毛を傷め、ガタガタな髪の毛の原因になります。美容師と相談しながら、適切な頻度で施術を受けましょう。
シャンプー
毛穴詰まりによって髪の毛をガタガタにしないためには、毎日シャンプーをして頭皮を清潔にすることが大切です。
また、毛穴詰まりの解消には頭皮マッサージも効果的なので、シャンプーで頭皮を洗う際は指の腹でマッサージをするように洗うのがおすすめです。マッサージで頭皮の血行を促進すると、髪の成長に必要な栄養が頭皮に届きやすくなります。
また、皮脂の分泌バランスを整えるためにも洗浄力のやさしいシャンプーを使用しましょう。洗浄力が強いシャンプーを使用すると皮脂は必要以上に洗い流されるため頭皮の乾燥を招きます。場合によっては頭皮の乾燥を補おうとして、皮脂が過剰に分泌されることもあります。 洗浄力がやさしいシャンプーを使用すれば皮脂のバランスを整えられるため、毛穴詰まりによって髪がガタガタになるのを防げます。
コンディショナー
ダメージホールが原因で髪の毛がガタガタになっている場合は、コンディショナーを使ってダメージホールを保護しましょう。コンディショナーの作用で髪の指通りが良くなり、さらに髪の毛が傷んでガタガタになるのを予防できます。
縮毛矯正やストレートパーマは髪の毛だけでなく頭皮にもダメージを与えますので、施術後のヘアケア、頭皮ケアは重要です。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスを整えるにはストレス発散、食生活改善、質の良い睡眠が重要です。
ストレス発散
ストレス社会である現代ではストレスの要因を100%解消することはできませんが、適度に発散はできます。たとえば運動、入浴、読書を行なえば幸せホルモンであるセロトニンが分泌され、ストレスを解消できます。
食生活改善
体が栄養不足になるとホルモンの分泌に支障をきたすため、髪の毛がガタガタになります。髪をまっすぐにするために必要な栄養素はタンパク質、亜鉛、ビタミンBです。タンパク質は肉類、魚介類、卵、亜鉛は牡蠣、ほたて、納豆、ビタミンBはレバー、アーモンド、きのこなどに多く含まれます。
質の良い睡眠
睡眠中には髪を成長させる成長ホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンは眠りに入ってから30分~3時間後の深い睡眠時に多く分泌されますが、この間に深い眠りに入れないと成長ホルモンは正常に分泌されません。成長ホルモンの分泌量が少なくなると髪は正常に成長できなくなり、ガタガタになります。
質の良い睡眠をとるコツは眠る60~90分前にお風呂に入ることです。お風呂に入って一時的に体温を上げると、時間が経つにつれて徐々に体温は下がっていきます。体温が低下すると眠気を感じやすくなるため、眠る60~90分前にお風呂に入るとちょうどベッドに入る頃には体温が低下して熟睡しやすくなります。
ガタガタの髪の毛は美容室の施術で解決し、コンディショナーで予防できる
髪の毛がガタガタになる原因としては
● 髪の毛のキューティクル、コルテックスのダメージ
● 頭皮の毛穴と毛包のゆがみ
● 優性遺伝による生まれつきの体質
が考えられます。
毛穴のゆがみはヘッドスパでの頭皮マッサージで、またガタガタに伸びた髪の毛は縮毛矯正やストレートパーマで直毛にできます。ただし縮毛矯正、ストレートパーマは髪と頭皮のダメージの原因になるので、髪と頭皮を同時にケアするコンディショナーを使っていたわる習慣をつけましょう。

![スカルプD 薬用スカルプシャンプー ドライ [乾燥肌用]](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fcdn.angfa-store.jp%2Fsku-images%2FSDDRY000A4%2FSDDRY000A4-0.webp&w=828&q=70)





