コーヒーはどのくらい摂取すればよいか?

上記のようにコーヒーをたくさん飲むことで白髪のリスクも増していくことになりますが、がんの発生を抑えるなど死亡リスクを減らすうれしい健康効果も多く報告されています。そのため、コーヒーを飲むこと自体は健康にとってよいものであると考えることができます。ただし、白髪増加の可能性を高めること以外にも、めまいや強い興奮、不安、震え、不眠、心拍数の増加、下痢、吐き気などの症状が現れることもあります。これらは刺激物であるカフェインの効果によるものです。

カフェインは興奮作用があるといわれています。そのメカニズムは、神経を鎮静させる物質「アデノシン」の働きを阻害するというものです。カフェインとアデノシンは非常によく似た物質であり、カフェインはアデノシンを押しのけてアデノシン受容体に取り付き、神経を興奮させます。コーヒーなどのカフェインを多く含む飲み物を大量に飲むことで神経が興奮し、さまざまな症状が現れる可能性が増すのです。

カフェインが健康に悪影響を及ぼすようになる量は個人差が大きいため、国内でも国際的にも、摂取量に明確な基準は設けられていません。ただし、世界の各機関が発表している目安を参考にすることができます。世界保健機構は2001年に、妊婦はコーヒーの摂取量を1日に3杯~4杯までに留めるように勧めています。また、カナダ保健省は2010年に、健康な成人であればマグカップ約3杯が目安だと発表しています。
出典元| 厚生労働省農林水産省

とはいえ、やはりカフェインの適切な摂取量は個人により差があるため、1日に3杯程度を目安としつつ上記のような症状が出た場合には減らすようにするのがよいでしょう。

コーヒーはほどほどに楽しもう

インスタントコーヒーや家庭でも手軽に作れるドリップコーヒー、コンビニで買える淹れたてコーヒーなど楽しみ方が増え、健康にうれしい効果もあるコーヒーですが、白髪が増える可能性を増してしまうなどのうれしくない側面もあります。食後などに楽しむ程度ならよいですが、飲みすぎには注意したほうがよいといえます。コーヒーが好きな方は、「1日に3杯前後」などのように量を決めて楽しむのがおすすめです。