AGA治療薬は本当に効果がある?医学的な裏付けは?

AGA治療薬による発毛を実感するまでには、ある程度の期間を必要とします。治療中に、「本当に効果があるのだろうか?」と不安になってしまうことがあるかもしれません。
今回の記事ではDクリニックでAGA・薄毛治療を行う小山太郎医師に、AGA治療薬の効果についてお聞きしました。

<<<記事のポイント>>>
☑AGA治療薬は世界中で効果が確認され医薬品として承認されている
☑「男性型脱⽑症診療ガイドライン」でも使用を推奨されている
☑多くの治験がその効果を証明している

安全性と治療効果が証明されているのがAGA治療薬

現在国内で使用されているAGA治療薬は、ミノキシジル外用薬、フィナステリド内服薬、デュタステリド内服薬の3種類です。
いずれも臨床試験により安全性確認と効果の確認を経てAGA治療に用いる薬(医薬品)としての承認を得ています。市場には上記の薬剤の他に、髪に良いと謳ったサプリメントや様々な育毛剤が存在していますが、その中で効果について臨床試験に基づく充分な医学的裏付けがあるのはAGA治療薬だけです。

① ミノキシジル外用薬
ヘアサイクルの司令塔である毛乳頭細胞に作用して、発毛シグナルを促進することで発毛を実現させるAGA治療薬。
市販薬にはミノキシジル5%配合と1%配合の外用薬があり、薬局で購入できます。

② フィナステリド内服薬
AGAの原因となるジヒドロテストステロン(男性ホルモンの一種)の産生を抑制することで、薄毛の進行を遅らせるとともに発毛を促すAGA治療薬。内服薬として使用します。 先発品の「プロペシア(MSD株式会社の商品)」が長らくもちいられてきましたが、現在はジェネリック(後発品)も複数存在します。処方には医師の診察が必要です。

③ デュタステリド内服薬
フィナステリドと同様に、ジヒドロテストステロンの産生を抑制することで、AGAの進行を遅らせるとともに発毛を促す治療薬。
先発品の「ザガーロ(GSK株式会社の商品)」が長らくもちいられてきましたが、現在はジェネリック(後発品)も複数存在します。こちらも処方には医師の診察が必要です。

「男性型及び女性型脱⽑症診療ガイドライン2017年版」で推奨度Aを獲得

「男性型および女性型脱⽑症診療ガイドライン2017年版」ではミノキシジル外⽤薬、フィナステリド(プロペシア)内服薬、デュタステリド(ザガーロ)内服薬は、男性のAGAの治療において【推奨度A】となっています。 推奨度Aとなっているのは上記の3つの薬剤だけです。

<男性型脱⽑症診療ガイドラインとは?>
男性型脱⽑症診療ガイドラインは2010年に⽇本⽪膚科学会により作成されました。
AGA治療薬が登場しAGAが治療可能であるという考えが広まっていく一方で、科学的根拠に基づかない民間療法も横⾏していたことから、科学的根拠に基づいた情報を選び出し、AGAの標準的治療法を提示することを目的に作成されました。2017年には情報をアップデートして新しいガイドライン「男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」が作成されています。
(参考 男性型および女性型脱⽑症診療ガイドライン2017年版)

<推奨度Aとは?>
2017年に作成された最新の「男性型及び女性型脱⽑症診療ガイドライン」では、現在、用いられているさまざまなAGA治療法について、その推奨度を「A. 行うよう強く勧める」から「D. 行うべきではない」までの5段階で評価しています。学会の毛髪治療、毛髪研究のエキスパートたちが多数の論文をもとに推奨度を決定しています。
男性型脱⽑症診療ガイドラインには、AGA治療薬を使用したさまざまな臨床試験の結果も掲載されています。

まとめ

医学的な裏付けがあり、各国のAGA診療ガイドラインでも使用を強く推奨されているAGA治療薬のミノキシジル外用薬、フィナステリド内服薬、デュタステリド内服薬。AGAの進行に手を打ちたい、何か始めようという男性は医学的根拠に基づくこれらの治療薬からトライしてみるのがよいでしょう。